国鉄タキ7300形貨車(こくてつタキ7300がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)及び1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に在籍した私有貨車(タンク車)である。タキ7300形は、1959年(昭和34年)3月24日から1966年(昭和41年)10月22日にかけて523両(タキ7300 - タキ7370、タキ7374 - タキ7397、タキ17300 - タキ17399、タキ27300 - タキ27399、タキ37300 - タキ37399、タキ47300 - タキ47399、タキ57300 - タキ57327)が川崎車輛(308両)、日立製作所(215両)の2社にて製造された、35t積のセメント専用のタンク車である。記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「タキ」と標記する。落成時の所有者は磐城セメント、川崎セメント、東北開発、大阪セメント、電気化学工業、住友セメント、明星セメント、日立セメント、野沢石綿セメント、富士セメントであった。普通鋼(一般構造用圧延鋼材)製のタンク体に初期車は3個、後期車は4個の積み込み口を持ち、荷役方式はエアスライド式であった。本車は、その後のタキ1900形などの40t車の基本となった。車体色は黒色、寸法関係はロットによる差異があり以下一例を示す。全長は10,800mm、全幅は2,474mm、全高は3,680mm、軸距は6,700mm、実容積は28.0m³、自重は16.0 - 17.5t、換算両数は積車5.5、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には81両の車籍がJR貨物に継承されたが、2001年(平成13年)度に最後まで在籍した22両が廃車となり同時に形式消滅となった。各年度による製造会社と両数、所有者は次のとおりである。(所有者は落成時の社名)
出典:wikipedia
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