『Q.E.D. 証明終了』(キューイーディー しょうめいしゅうりょう)は加藤元浩による日本の少年漫画作品。2009年にテレビドラマ化された。MITを卒業して日本の普通の高校へ編入した探偵役の天才少年・燈馬想と、その助手の役回りである彼の同級生で体力と快活な性格が取り得の女子高生・水原可奈が様々な事件や問題を解決していく『月刊少年マガジン+』(講談社)に連載されていた推理漫画。2014年2月20日発売号をもって同誌が休刊したことに伴い、49・50巻は単行本完全描き下ろしでの発表となった。2015年4月20日に創刊される雑誌『少年マガジンR』にて、新シリーズ「Q.E.D. iff ―証明終了―」として連載が開始。第1話「ミネルヴァの梟」の掲載は『マガジンGREAT』1997年7月号。ただし掲載当初は読切形式による単発掲載であり連載作品ではなかった。第1話掲載後、好評により1998年に第2話「六部の宝」、第3話「ロスト・ロワイヤル」がそれぞれ同誌5月号・7月号に読切短期連載の形で掲載。この時の人気を経て第4話「銀の瞳」が同年の同誌11月号に掲載。これらの読切掲載の好評により同誌1999年1月号に掲載された第5話「ブレイク・スルー」より連載作品となる。掲載が始まった1990年代は『金田一少年の事件簿』の成功により『名探偵コナン』などの推理漫画が数多く発表された時期でもある。題名はミステリの代名詞ともいえる名探偵エラリー・クイーンの口癖で数学用語のQ.E.D.にちなむ。新シリーズ、iffの由来は同値を表す英語「if and only if」より。第1シリーズ単行本第17巻の初版帯で法月綸太郎が、第2シリーズ『iff』単行本第2巻の初版帯で田中芳樹が、それぞれ本作に対する推薦文を寄せている。2009年、第33回講談社漫画賞少年部門受賞。ここでは原作での設定を表記する。テレビドラマ版での設定は別項目にて表記する。これらの2人のキャラクターは、ストーリーの途中で高校2年生になるが、どのエピソードの時点で2年生になるのかは不明。「Q.E.D. iff ―証明終了―」では学年が上がり、高校三年生となった。2005年10月より、『月刊少年マガジン』にて連載が始まった別作品『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』は、姉妹編にあたり、『Q.E.D.』と同一世界の出来事という設定。『C.M.B.』の第2巻に1コマだけであるが水原警部が登場している。掲載当時の『マガジンGREAT』(2005年9月号)に掲載された『C.M.B.』の広告には「(Q.E.D.の主人公である)燈馬君のイトコが大活躍するぞ!!」の煽り文句が記された。この広告と同様のものが、『C.M.B』第1巻の広告として単行本23巻に収録されている。第44話「ライアー」では、最後で燈馬兄妹のイトコ(『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』の主人公・榊森羅)の存在が明かされている。同作はこの新連載の告知の意味合いも兼ねていた。『Q.E.D』第28巻と『C.M.B.』第6巻では、エジプトを舞台とした想と森羅の競演が実現。『Q.E.D』第41巻と『C.M.B.』第19巻では国際司法裁判所でそれぞれの国の代表となった想と森羅の法廷対決が描かれた。NHK総合「ドラマ8」枠で、2009年1月8日から同年3月12日まで高橋愛主演の連続ドラマとして放送された。全10話。なお、第1回から第4回までについては、2009年1月31日・2月1日に再放送された(一部地域を除く)。1話 - 3話のみ本放送途中(3話と4話の間)に再放送された。「インターバル刑事・ササヅカ」は、2009年1月31日・2月1日の「Q.E.D. 証明終了」(第1回 - 第4回)の再放送の際に放送された短編のスピンオフドラマである。「銀の瞳」で、“心臓ペースメーカーが静電破壊を受け、付けていた人がこれにより死亡する”という描写があり、視聴していた心臓外科医から事実に反すると日本医用機器工業会ペースメーカ協議会に指摘が為された。検証の結果、静電気で破壊する事はペースメーカーの構造上不可能、突然死の事故例も存在しないと判定され、同協議会は「視聴者に誤認させ装着者にも無用な不安を与えるもの」としてNHKに訂正放送申し入れ。NHKはこれを受けて制作統括者(=チーフプロデューサー)名で公式サイトに「改めて検証したところ、ペースメーカーの静電気放電に対する安全性や耐久性は極めて高いことが分かりました」「ペースメーカーを使用されている方、ご家族、関係者に無用の心配をおかけすることになったことをおわびします」の文章を掲示した。
出典:wikipedia
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