イトヒキイワシ(糸引鰯、"Bathypterois atricolor")は、脊索動物門条鰭綱ヒメ目チョウチンハダカ科に属する深海魚の一種。本種は腹鰭と尾鰭の端が異常に伸び、これによって体を深海底に立たせて餌を待つ独自の生態から、”三脚魚”という通称を持つ。胸びれもスジ部分が非常に長く発達し、ムチのように長く伸び、これを動かして餌であるプランクトンなどを引き寄せるという。潜水技術の進歩で海底での調査でその生態が判明した。深海に住むヒメ目に多い雌雄同体である。体長は普通15cm程で、大型のオオイトヒキイワシ ("Bathypterois grallator")となると、体長38cmほどになる。目は小さく、イワシという名が付けられてはいるが、イワシとは類縁関係が遠い。深度500~1000mほどの海底にじっとして餌がくるのを待ち受けている。餌の少ない深海でエネルギー効率を抑えるために、独自の体型へと変わっていったとされている。幼魚時は海の表層辺りに出て、そこで餌のプランクトンを食べながら成長し、深海に戻って独自の姿に変わるという。チョウチンハダカ科は、世界に4属28種生息するとされ、日本近海では主にイトヒキイワシとナガヅエエソの2種が生息している。
出典:wikipedia
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