青ヶ島村(あおがしまむら)は、東京都に属する村である。ただし、所属する郡は無い。本村域は伊豆諸島南部の青ヶ島全域に及び、所管する東京都の行政出先機関は八丈支庁である。本村は、日本国内で最も人口の少ない地方自治体である。青ヶ島村は、東京都内とは謂えども本州の東京都区部から358.4km南方の東京都島嶼部に在る。本村の村域は他のどの地方自治体とも接しておらず、最も近くの八丈町からは68km離れている。人が定住している集落は青ヶ島の北部にあり、西側の西郷と東側の休戸郷の二つである。ただし、これら集落名は登記上の公式地名ではなく、本島内の住所は全て番外地扱いの「青ヶ島村無番地」であり、大字や小字も地番も存在しない。青ヶ島村民の過半分が村役場職員や建設作業員であり、主な産業は公共事業及び島内出身者による農業である。なお、来島者の大部分は農林水産・土木・設備関連を主とする公共事業目的の公務員及び建設作業の従事者である。特に畜産業では、繁殖させた黒毛和種の子牛が本土へ出荷されており、1972年までは乳牛も飼養されていた。嘗ては本島の基幹産業であった畜産業は近年では飼養者の高齢化などでその戸数や頭数を減らしているが、その一方では、神農椰子(フェニックス·ロベレニー)や桔梗蘭などの切り葉類の農業生産が増えている。また、本島の周辺海域はフィッシングスポットでもある。しかし、訪れる遊漁船の多くは八丈島からのチャーターであり、本島に上陸する人は少ない。岡部(集落が在る地区)には、民宿(『御宿為朝』・『民宿マツミ荘』・『民宿杉の沢』・『あおがしま屋』・『ビジネス宿中里』・『あじさい荘』)・商店(『十一屋酒店』)・居酒屋(『居酒屋おじゃれ池之沢』・『居酒屋もんじ』)・運送業とレンタカー屋とガソリンスタンドを兼ねた自動車整備工場(青ヶ島整備工場)が在る。池之沢(カルデラの地域)には、キャンプ場(青ヶ島村キャンプ場)・地熱サウナ(ふれあいサウナ)が在る。主に青ヶ島生産者協議会によって、様々な製品が造られている。『青酎』や『ひんぎゃの塩』などのこれらの特産品は、青ヶ島内で唯一の商店である『十一屋酒店』の他にも、東京都区部の竹芝客船ターミナル内に在るアンテナショップ『TOKYO ISLANDS CAFE』や通販等でも購入可能である。青ヶ島を俯瞰すると、岡部の南のカルデラ外縁部の一面で、雨水を集める取水施設の向沢取水場が緑色に目立つ。その他にも、老人福祉館・物流センター・青ヶ島村役場・青ヶ島駐在所・青ヶ島村共同放牧場施設・和牛人工授精センターが有る。また、本島外との異動の激しい公務員用の宿舎も整備されている。青ヶ島村では観光地も整備されてきている。他にも、カルデラ外周部を三宝港へ下る道路の傍と神子ノ浦展望広場から神子ノ浦へ下る遊歩道(崩落)の途中に、それぞれ小さな祠が在る。本村民の平均年齢は、人口の約半分が村外出身の村役場職員や学校教員および建設作業員とその家族で占められていることから、離島としては低く、30歳代後半である。
出典:wikipedia
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