ユカギール(Yukaghir/Yukagir、、自称は(odul)、(detkil)など)は、シベリア東部に住む先住民族である。コリマ川流域のサハ共和国、マガダン州とチュクチ自治管区に住んでいる。居住地域は2つに分かれ、北部ユカギール(ツンドラ・ユカギール)はサハ共和国コリマ川下流部に、南部ユカギール(タイガ・ユカギール)はコリマ川上流部とマガダン州スレドネカンスキー地区に住む。ユカギールは北東アジアで最も古い民族の一つで、古くはバイカル湖から北極海まで住んでいたといわれる。17世紀にロシア人が入植した頃には、レナ川からアナディル川河口に至る広い範囲に住み、9,000人ほどいた。しかし19世紀にかけて伝染病などで人口が減少し、一部の人々はヤクートやエヴェンに同化した。ユカギール語は孤立言語で他言語との関係ははっきりしない。ウラル語族サモエード諸語あるいはケット語や旧シベリア諸語(古アジア諸語・オホーツク諸語)との関係性を考える学者もいる。現在多くの人がヤクート語かロシア語を使うようになっており、ユカギール語は話者が200人以下で絶滅の危機にある。かつては多数の部族があり、現在はそのうち次の3部族のみ残っているとされるが、部族としてのアイデンティティも失われつつある。正教が布教されたが、古来のアニミズム・シャーマニズムも残る。太陽を最高として様々な精霊が世界を支配し、シャーマンも死後は神になると考えられていた。ユカギールのY染色体ハプログループはC2系統31%、N系統31%、Q系統31%となっている。
出典:wikipedia
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