メディスン(Medicine)は、アメリカのサンフランシスコで結成されたロックバンドである。1990年代に3枚のアルバムを残し活動を休止した後、2002年に活動を再開した。リーダー、ブラッド・レイナ―の独自性の強いギターの音色から、ジャンルはシューゲイザーに分類される事が多い。このギターサウンドはYAMAHAの4トラックレコーダーをエフェクターとして利用することで発生させていると本人がインタビューで語っている。1991年、リック・ルービンの立ち上げたAmerican Recordingsと契約。1992年、当時のインディーロックムーブメントを牽引していたクリエイション・レコーズからシングル“Aruca“及びアルバム"Shot Forth Self Living"をリリース。極端に高音を強調した、金属的とも称されるミックスが特徴。1993年には1stからの楽曲“5ive“などを収録した"5ive"(EP)や、シングル“Never Click“(後にロンドンのClub AC30が企画したシューゲイザー・カバー集"Never Lose That Feeling"でも取り上げられた)及びアルバム"The Buried Life"をリリース。全体的にベスのボーカルをフィーチャーした楽曲が増えポップな印象を受けるが、破壊的なギターサウンドは健在。収録曲“Live It Down“では、ビーチ・ボーイズ等との仕事で知られるヴァン・ダイク・パークスがピアノ、アレンジで参加している。1994年、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンによる“She Knows Everything“("The Buried Life"収録)のリミックスが"Sounds Of Medicine"(EP)に収録される。このトラックにはジミー・チェンバレン(同スマッシング・パンプキンズ)のドラムが使用されている。また、映画"The Crow"のサウンドトラックに“Time Baby III“が使用される。"Sounds Of Medicine"(EP)にも収録されたこのトラックは、"5ive"(EP)収録曲“Time Baby II“の、コクトー・ツインズのロビン・ガスリー、エリザベス・フレイザーらによるリミックスである。1995年、アルバム"Her Highness"及び7インチ"Off The Vine"をリリース後、活動を休止。Brad Lanerはエレクトロニカ系のソロユニットElectric Company、バンドAMNESIA、元TOOLのPaul D'Amourらと結成したサイケ・ロックバンドLUSKなど、精力的に活動を継続。2002年、ブルース・リーの実娘、シャノン・リーをボーカリストに迎え、ブラッドとの2人組で活動を再開。2003年にはアルバム"The Mechanical Forces of Love"がリリースされた。自らのユニットElectric Company等からの影響も伺える、デジタルオーディオワークステーション(DAW)、テクノロジーを駆使した音使いで新たな側面を見せる。その後もブラッドはギタリストChristopher WillitsとのユニットNorth Valley Subconscious Orchestra、本人名義(Brad Laner)でのソロ作を発表するなど活動を継続中だが、Medicine名義でのリリースはない。
出典:wikipedia
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