ダンテス・ダイジ（1950年2月13日 - 1987年12月11日）は東京都出身のタントラ・ヨーガ・グル、坐禅老師。本名は雨宮第二。旧姓、大塩。別名、雨宮第慈。如意第慈とも名乗った。物心ついて以来、誰に教わることもなく坐禅瞑想を続ける少年だった。小学校時代から自殺願望を持ち、ガス自殺未遂を2-3度繰り返す。高校まで進学するが授業にもろくに出席せず只管打坐に没頭した結果中退。その後も無気力な生活を送っていたが、1967年6月26日、古代ローマ時代にあった初期キリスト教徒の殉教を描いた映画をテレビで観たことから神に目覚めた。1968年、師伊福部隆彦の詩集『無為隆彦詩集』を読んだ後、只管打坐によって身心脱落、大悟徹底。のち駒澤大学仏教学部に進み横井覚道に師事するも中退。これ以降、古神道の大要を体得し、沖縄県首里にて臨済宗の万松院（ばんしょういん）の老師木村虎山のもとで見性を許される。1977年、帰京。その後、インドでババジ直系のクンダリニー・ヨーガを通じて究極の解脱に達した。1987年に東京都福生市の自宅にてガス爆発により死亡。自殺説、事故説あるが、事実は明らかにされていない。ダンテス・ダイジ自身は生涯関係を持たなかったとはいえ、遺著『ニルヴァーナのプロセスとテクニック』などの冥想行法書に記された秘伝クンダリニー・ヨーガの行法などは、オウム真理教の一連のヨガ教義と洗脳の橋渡しのタネ本になったと苫米地英人が解説している。

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