ツキノワグマ ("Ursus thibetanus") は、食肉目クマ科クマ属に分類される食肉類。別名アジアクロクマ、ヒマラヤグマ。体長120 - 180センチメートル。尾長6 - 10.5センチメートル。体重オス50 - 120キログラム、メス40 - 70キログラム。最大体重173キログラム。肩が隆起せず、背の方が高い。全身の毛衣は黒いが、赤褐色の個体もいる。胸部に三日月形やアルファベットの「V」字状の白い斑紋が入り(無い個体もいる)、和名の由来になっている。旧属名"Selenarctos"は「月のクマ」の意で、これも前胸部の斑紋に由来する。眼や耳介は小型。乳頭の数は3対。亜種および記載年は、川口 (1991) 、Wozencraft (2005) 、和名は 川口 (1991) に従う。森林に生息する。夜行性で、昼間は樹洞や岩の割れ目、洞窟などで休むが果実がある時期は昼間に活動することもある。夏季には標高3,600メートルの場所でも生活するが、冬季になると標高の低い場所へ移動する。食性は雑食で、果実、芽、小型の脊椎動物、昆虫、無脊椎動物、動物の死骸などを食べる。猛禽類(イヌワシ)の雛や大型草食獣(ニホンカモシカ)の幼獣などを捕獲して食べたりすることから、環境により動物を捕獲して食料とする肉食の傾向も存在する。繁殖様式は胎生。シベリアの個体群は6 - 7月、パキスタンの個体群は10月に交尾を行う。主に2頭の幼獣を産む。授乳期間は3か月半。幼獣は生後1週間で開眼し、生後2 - 3年は母親と生活する。生後3 - 4年で性成熟する。飼育下での寿命は約33年。開発による生息地の破壊、毛皮や胆嚢、手目的の乱獲、駆除などにより生息数は減少している。アフガニスタンでは見られなくなり、バングラデシュや朝鮮半島では絶滅の危険性が高い。保護の対象とされることもあるが密猟されることもあり、中華人民共和国や朝鮮半島へ密輸されているとされる。国際的商取引は禁止されているが、例として1970 - 1993年に大韓民国へ2,867頭が輸入された記録がある。旧ソビエト連邦での1970年代における生息数は6,000 - 8,000頭、1985年における生息数は4,600 - 5,400頭と推定されている。中華人民共和国での1995年における生息数は12,000 - 18,000頭と推定されている。日本ではクマ科単位で特定動物に指定されている
出典:wikipedia
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