『キングオブコント』(英称:King Of Conte)とは、キングオブコント事務局、TBSテレビ、TBSラジオ&コミュニケーションズが主催・運営するコントのコンテスト大会。総合司会はダウンタウンの浜田雅功(当初は、ダウンタウン松本人志とのコンビ司会であったが、松本は審査員に回っている)。「M-1グランプリ」(ABC制作)、「R-1ぐらんぷり」(関西テレビとフジテレビの共同制作で、初期は関西テレビの単独制作)および、過去に実施されていた「THE MANZAI」(フジテレビ制作2015年以降は、人気漫才師によるネタ見せ番組にリニューアル)、と同様、決勝戦が全国放送される吉本興業主催のお笑い王者決定戦であり、「コント日本一」を決める大会。ピン芸人の即興コンビは出場できないが、一般参加の即興コンビは出場可能。『オロナミンC〜キングオブコント2008』として2008年度に開催され、その後毎年開催されている。決勝戦はTBS系列で9月下旬に生放送される。司会はダウンタウン。優勝賞金は1000万円。「M-1」は大阪ABCの単独制作(テレビ朝日は企画協力のみ行う)「R-1」は関西テレビとフジテレビの東西の民放の共同製作(初期は、関西テレビの単独制作)だが、「キングオブコント」は「THE MANZAI」同様、東京の民放制作のみで、在阪局は映像提供などは行うものの、制作にはかかわらない。第6回大会はリクルートジョブズ発行・運営の求人フリーペーパー及び求人サイト『TOWNWORK・TOWNWARKNET』が冠スポンサーに就き『TOWNWORKキングオブコント2013』として放送された。第9回大会はCygamesが冠スポンサーに就き『Cygamesキングオブコント2016』として放送する。プロ、アマ不問で所属事務所、芸歴に関しても制限はないが2人以上のグループに限られる。即席グループはアマのみ結成可能で、芸能事務所に籍を置いているプロの芸人の場合は参加不可(つまりピン芸人は事実上出場できない)。このため、M-1に見られた話題性のある芸人同士の即席グループは出場できない。しかし、活動中の場合は参加可能(例:座長座長、禅、わらふぢなるお etc.)。この規定を利用して2014では事務所に籍を置いている、女優の大場久美子と林寛子が『〇1〇2』(マルイチマルニ)というコンビ名でアマとして参加した(2回戦で敗退)。エントリー料は1組2000円。1回戦が東京・大阪・名古屋・札幌・沖縄の各地で行われ、その後は大阪・東京での2回戦を経て、東京・赤坂BLITZで2日間行われる準決勝と進む。前年度準決勝以上に進出した組にはシード権が与えられ、1回戦免除となる(第1回大会はなし。翌年の大会のみ有効でシード権を得た次の大会を欠場した場合はシード権は無効となる)。第2回大会から第4回大会までは準決勝の前に3回戦が行われていた。また第2回大会までは準決勝が東京・大阪で1日ずつ開催されていた。予選は放送作家とTBSのプロデューサーからなる数名の審査員が各100点満点で採点し、合計得点の高い順に合格となる。5人の審査員(メンバーは決勝戦審査員欄を参照)が1人100点の持ち点で審査する。審査員の選出基準は「コント芸人が尊敬するコント芸人であること」である。「ファーストステージ」では各組それぞれネタ終了後、5人の審査員が1人100点(合計:500点)で採点。全組の終了後、その得点上位5組が「ファイナルステージ」に進出する。「ファイナルステージ」で2本目のネタを披露し、再び5人の審査員が1人100点(合計:500点)で採点する。「ファーストステージ」の得点と、「ファイナルステージ」の得点を合計し、合計点の最も高い組が優勝となる。かつては「優勝者となる芸人を決めるのは、芸人自身」というコンセプトの基で以下のようなルールで行われた。ファイナリスト8組を抽選によりAリーグとBリーグの2組に分けネタを披露する。第1段階で芸人を審査するのは準決勝に敗退した芸人100人。準決勝敗退グループ1人ずつ持ち点「5点」を与え、A・Bそれぞれのリーグの1位を選出する。選出された各リーグ1位は、2度目のネタを披露する。終了後に自分達を含め、どちらのネタが良かったかを口頭で発表する。同点の場合、他のファイナリスト6組のうち先に4組が選んだコンビが優勝。さらに同点の場合、準決勝で敗退した芸人達の決選投票で優勝者を決定する。それでも同点の場合は両者優勝となる。この審査方法は、第1回大会のみで廃止された。決勝進出者8組がそれぞれ2ネタを披露、その2ネタの合計得点が高いコンビが優勝となる「フィギュア方式」を採用。審査は準決勝進出者100名が、無記名でそれぞれ10点満点、計1000点満点で採点する。「1stステージ」では事前の抽選により決定した出番で1本目のネタを披露する。その後の「2ndステージ」では1stステージでの得点が低い順に2本目のネタを披露する。採点後に2本の合計得点が暫定1位となったグループは別席に移動し、2位に落ちたグループは退場。これを繰り返して最終的な優勝者を決定する。このルールの適用開始した第2回大会は1stステージ2位から優勝者が出たものの、第3回以降は全て1stステージ1位から優勝者が輩出となっている。結局、この審査方法が廃止される第6回大会まで、1stステージで3位以下の優勝者は出ないままであった。決勝進出者10組がそれぞれ1対1で対決する「一騎打ち方式」を採用。また、第1回大会以来となる2段階方式となる。「一騎打ち方式」では、2組のネタを見た後に、準決勝進出者101名が「どちらのネタが面白かった」かを審査し判定する。「ファーストステージ」では5組に分かれてそれぞれ1本目のネタを披露する。勝者は「ファイナルステージ」に進出する。敗者は、その場で敗退となる。その後の「ファイナルステージ」では、ファーストステージの勝者5組が抽選により決定したネタ順で2本目のネタを披露する。まず1組目と2組目が対戦し勝者が暫定王者となる、そして暫定王者と3組目が対決し勝者が暫定王者となる。これを繰り返し暫定王者と5組目の対決の勝者が優勝となる。※大会期間の最終日が、決勝戦およびテレビ放送日。※★はノーシード※★はノーシード※★はノーシードネタ順は、再度抽選によって決まった。五十音順 太字は決勝で審査員をした組【補欠合格者】【補欠合格者】【追加合格者】【追加合格者】点数記録に関しては、1000点満点の審査員100人制だった第2回大会から第6回大会までの記録。全て東京会場からの生放送。大きくは触れられていないが、『キングオブコント』はダウンタウンの松本人志の意向が大きく反映されている。『キングオブコント』の発端は、TBSが『M-1グランプリ』(朝日放送(ABC)制作)に対抗して「コントのM-1を作りたい」という企画を松本に持ち込んだことから始まる。当初TBSは、M-1における島田紳助のように松本を審査委員長とし大会の顔にしようとしていたが、松本が仕事を引き受ける際に「絶対に審査員はやらない(リニューアルに伴い、第8回大会は松本が審査員を担当している)」「大会名に『C-1』という呼び名は使わない」など条件を提示し、最終的にTBSがこの条件を受け入れる形で番組の企画が立ち上がった。松本は常々「お笑いの勝ち負けはやっている本人たちが一番判っている」と口にしており、その考えのもと松本は「優勝者となる芸人を決めるのは芸人自身」という今大会の審査方法のコンセプトを提言した。実際は松本はコンセプトを提示したのみで、詳細な審査方法を制作したのは他のスタッフ。第2回大会以降審査方法が変更されてから松本が審査員長に就任した第8回大会までの間も、この審査方法のコンセプトは引き継がれていた。また、主催のTBSや吉本興業は当初、「M-1やR-1に続くお笑い界の一大イベントにしたい」という思いと、「コント(Conte)の日本一を決める大会」「大会の冠スポンサーの大塚製薬の看板商品が『オロナミンC』」の2つの「C」を掛け、「C-1グランプリ」という大会名で開催することを計画していた。しかし松本は「今でこそ定着したがM-1は元々K-1やF-1を捩ったもの」「M-1発案者の紳助が関わっていない」「M-1とは同じスタイルの大会にしたくない」といった理由で「C-1」という名称の使用を認めなかった。メディアに向けての最初の発表では、大会名こそ「キングオブコント」だったものの、各マスコミには「C-1グランプリ」の名称で紹介されてしまった。これによりTBSや吉本興業は松本との取り決めを再確認し、その後略称は「KOC」に統一されている。また、第1回の大会後には「マイナーチェンジをしなければならない」として以下の点を挙げている。そして、審査員の大多数を吉本所属の芸人が占めたことから、「審査基準の公平性に疑問の声がある」という意見には、「100%正解の審査方法なんてものはない。そんなものがあればお笑いに限らず審査は苦労しない」、「自身の経験(ダウンタウンはプロデビュー前に出演した番組で、漫才を披露したところ、的外れな評をする某放送作家から酷評されたことがあった) や1回目のM-1の反省からも、一般人に審査させる方法だけは絶対にありえない」「どんな結果になろうと吉本の関与を絡めた批判的意見が出る。吉本芸人が優勝すれば組織票と言われ、他事務所芸人が優勝すれば今回は自重しただけと言われる」と発言しており、高須もこれに同調している。
出典:wikipedia
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