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シングル・マン (RCサクセションのアルバム)

『シングル・マン』は、1976年に発表されたRCサクセションのアルバム。2015年の再発では「スローバラード」の両面と「よごれた顔でこんにちは」の両面が収録されている。RCサクセション(以下、RCと略す)の3枚目のアルバムであり、初めて彼らが電気楽器を本格的に導入したアルバムである。ただし本作が広く認められるようになったのはRCがエレキ編成となりブレイクした1980年代以降であり、制作および発売時とその後の境遇に関しては、周囲に翻弄され続けた不運なアルバムであった。本作のレコーディングが始められたのは1974年のことで、ポリドールの多賀英典のもと、当時RCが所属していたホリプロダクションに秘密のうちに作業は開始された。というのも、その直前、RCのマネージャーを務めていた奥田義行(現・株式会社りぼん社長)が、同じく彼がマネージメントを行っていた井上陽水とその側近スタッフを連れてホリプロから独立をしたことが関係していた。当時アルバム『氷の世界』が大ヒットし、ドル箱スターであった井上を引き抜く形での奥田の独立は、ホリプロにとっては造反行為であり、その怒りの対象は奥田の秘蔵っ子であったRCへと向けられた。井上と一緒に奥田の元へ移籍する予定であったが、契約の問題で取り残されてしまったRCは、ホリプロ内で仕事もスタッフも与えられず、飼い殺し状態にされていた。これらの事情から、事務所に隠れて進められたレコーディングは、星勝をアレンジャーに迎えて電気楽器とブラス楽器による音作りがなされた。ただし、忌野自身は星のアレンジを「音がきちんと整理され過ぎていて豪華。聴き易すぎる」とあまり気に入ってはいなかったという。「(星が以前在籍していた)モップスは好きだった。だからあの感じやヴァニラ・ファッジみたいなものを期待したのに、(井上)陽水のアルバムみたいにされそうになった」と語っている。またレコーディング中はディレクターの多賀英典とも度々衝突し、「スローバラード」が名曲であることを早期から見抜いた多賀による「RCが売れるための」ディレクションに、忌野は当初から反発を隠さなかったという。レコーディングは翌年3月まで続けられ、1975年春、初めて自分たちで納得のいく出来となった『シングル・マン』は完成するものの、事務所に秘密に制作していたためにホリプロから発売の許可は下りず、結局そのままお蔵入りとなった。同アルバムがようやく日の目を見るのは、それから約1年後の1976年4月、RCがホリプロとの契約が切れ、念願かなって奥田の事務所「りぼん」に移籍してからのことである。しかしこの発売も、RCが1年以上の間仕事らしい仕事ができておらずモチベーションが低迷していたこと、レコーディングから時間が経ち過ぎ、自分たちにとって「過去の作品」となってしまっていたこと、事務所のプロモーションがあまり受けられなかったことなど、恵まれない状況の中、販売不調のまま発売後1年とたたずに廃盤となった。多賀はシングル「スローバラード」をラジオで猛プッシュする為に多額の宣伝費を投入したが(後年、この曲をめぐる忌野との方針の対立から「何としてでも売らねば」という想いがあったと振り返っている)、こちらもまったく売れずに大きな挫折感を感じたという。このアルバムには「このレコードは世界的ミュージシャンが豊富に使用されておりますので安心してご利用ください」と書かれている。初めてこの不遇のアルバム『シングル・マン』へ注目が集められたのは、RCがエレキ編成となりロックバンドとしてライブハウスで話題となり始めた1979年のことである。RCの新譜を待ちかねていた音楽評論家の吉見佑子が中心となり、「新譜が出せないのなら、廃盤となってしまった『シングル・マン』をファンの元へ」と叫び、「シングル・マン再発売実行委員会」を設立、吉見が事務局長となり、ポリドールへ同アルバムの再発売を働きかける。画期的とも言えるこの運動は、新聞や雑誌でも取り上げられて社会的な注目も集め、最終的には自主制作限定300枚買い上げという形ながら、異例の再発売を実現させる。自主制作による再発売レコードの販売は、再発売実行委員会のメンバーが関わるレコード店(港区「パイドパイパー・ハウス」及び国立市「レコード・プラント」)のみであったが、売れ行きが好調で合計1500枚売り上げ、再プレスしても追いつかない状況となり、1980年には正式に『シングル・マン』が再発売されるに至る。なお、再発売された際のLPレコードの帯には、とのポリドールからの謝罪文が掲載された。1994年に再発された際には、忌野清志郎+坂本龍一の「い・け・な・いルージュマジック」と「明・る・い・よ」がボーナストラックとして追加収録されたものが発売された。ほか

出典:wikipedia

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