『カルディナルアーク 〜混沌の封札〜』は、日本で2003年8月にアイディアファクトリーより発売されたPlayStation 2用ゲームソフト。同社の筆頭ブランドであるアイエフネバーランドシリーズの内の一作である。「戦略ボードカードゲーム」と銘打たれた、ウォー・シミュレーション型ボードゲームとトレーディングカードゲームの要素を融合させた作品。主人公ガラハドがスペクトラルカードと呼ばれるカードを集めながら邪神ヘルガイアの封印を目指すストーリーモードと、他のプレイヤーやCOMと任意に勝負できる対戦モードから成る。プレイヤーキャラクターはドミネーターと呼ばれるカード使いとなり、対戦相手となるもう一人のドミネーターとボード上で勝敗を競う。多種多様な能力を備えたカードを駆使し、相手ドミネーターを撃破するのがゲームの目的である。片方の陣営は青、もう片方の陣営は赤をシンボルカラーとし、それぞれの陣営を「軍」と呼ぶ。勝負の進行はターン制。ターンの流れは各種カードを使用する「カードフェイズ」と、それに続く行動段階である「アクションフェイズ」の二つに分かれている。ゲーム性としては、ランダム要素の少なさが特徴。攻撃は常に、絶対に命中するか絶対に命中しないかのどちらかであり、敵を即死させる魔法は絶対に死ぬか絶対に死なないかのどちらかであるといった具合。ある行動に対する結果の成否が確率の要素(例えばダイス等)によって判定されることはなく、プレイヤーが適切な判断を下す限り、行動に対して何の効果も得られない「ハズレ」や「失敗」は発生しない。本作に登場する全206種類のスペクトラルカードは、その用途や特性からユニットカード・スペルカード・ベースカードの三系統に区分されており、六段階あるレアリティによって格付けされている。カードの使用には例外なく「コスト」と呼ばれる代価が必要になり、コストとは別に第二の代価として「ソウル」という要素も存在する。詳しくは#ソウルの項を参照。「ユニット」とは、ドミネーターと、カードによってボード上に召喚・配置されるもの全てを合わせた総称。ゲーム中でカード効果の説明文に用いられる「ユニット」という語は、ユニットカードに属するものだけではなくドミネーターやベースカードも合わせて示している。「ユニット」と「ユニットカード」を混同しないよう、注意が必要である。スペルカードの中には、封神札(ほうしんさつ)と呼ばれる特別なものが全部で六枚存在し、これらはストーリーにも大きく関わることになる。詳しい解説は#封神札を参照。なお、本作のマニュアルではドミネーターもカードの一種として記載されているが、実質的にはドミネーターはカードではないと理解してしまって差し支えない。あくまでドミネーターの情報がユニットカードと同じ形式で画面上に表示されるだけである。ドミネーターについては#ドミネーターの項で解説する。基本能力は以下のような能力値の集まりであり、HP・AP・DFの三つは、主にユニット同士の戦闘に関わる数値である。この他に「属性」というものがあるが、これに関しては#属性の項を参照。ドミネーター及びユニットカードは、その多くが特殊能力を備えている。特殊能力にはアクティブとパッシブの二種類があり、一体のユニットが最大で三つの特殊能力を持つ。多彩な効果をもたらす魔法の技を発動するカード。一度の使用で捨て札となる使い捨てのカードだが、攻守に渡って戦術の幅を広げることができる。スペルカードは、ターン開始時のカードフェイズだけではなく、バトルフェイズと呼ばれるユニット同士の戦闘時にも使用できる。戦闘時のスペル使用に関しては#戦闘の項を参照。スペルを用いる対象は、ユニット、プレイヤー(の持つデッキや手札)、土地の三つに大別される。これらの内、ユニットに対して作用するものは特に種類が多い。用途と効果から、以下のように分類できる。なお、付加系のスペルは、ユニット1体につき計6枚までしか累積できない。地形や建築物等をボード上に召喚・配置するカード。三つの系統の中で最も数が少なく、16種類しか存在しない。ソウルが必要と設定されているものはなく、コストと維持コストのみ支払えばカードを使用できる。ベースは他のユニットとは違い、HPはあるがAP・DF・移動力・特殊能力を持たない。移動したり敵軍ユニットに戦闘を仕掛けることはできず、敵軍ユニットから戦闘を仕掛けられた場合、無抵抗にHPを減らされるだけになる。なお、自力での移動はできないものの、スペルを用いてベースを動かすことは可能。以下の二種類に分けられる。この節では、本作の基本的なゲームルールを解説する。これらのルールはあくまでも原則であり、一部のカードには当てはまらない。太古に封印された邪神ヘルガイアが眠る異層神殿カルディナルアーク。ヘルガイア復活の兆しを感じ取って眠りから目覚めた神殿の守護者エグマは、地上に散らばるスペクトラルカードを持つ者達を神殿へと呼び集める。封印の欠片でありヘルガイアの力を宿したスペクトラルカードを持つドミネーター達。彼等の中のいずれかが、ヘルガイアに勝利し再び封印を成せるかもしれない。エグマにとってそれは賭けであった。以下の十一名は全員がカードを操るドミネーターとして登場する。ガラハド・ヘルガイア・アース以外の八名は本作が初出となるキャラクター。邪神ヘルガイアを封印する力を宿した一枚のカードと、ヘルガイアをカルディナルアークに封印した五柱の神々の力を宿した五枚のカードから成る。いずれもレアリティは最高位の6。分類上はスペルカードだが、カードイラストの縁取りのデザインが他のスペルカードとは少し異なっている。他の200種類のカードが十枚まで集められるのに対し、封神札はそれぞれ一枚のみ入手可能。必要量はそれぞれ異なるが、6枚全てが効果の発動にソウルを必要とする。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。