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ハミルトン級カッター

ハミルトン級カッター(ハミルトンきゅうカッター、)は、アメリカ沿岸警備隊が運用する長距離カッター()の艦級。1960年代後半から1970年代前半にかけて就役した大型の哨戒艦であり、法執行任務、防衛任務、そして長距離捜索救難任務などを担当している。同型船は12隻。現在、後継となるバーソルフ級の建造が進んでいる。船体は鋼製の溶接構造、上部構造はアルミニウム合金製とされている。なお、気象学・海洋学のための研究室が設置されている。本級は、アメリカ軍の軍艦として初めてガスタービン主機関を搭載している。主機関はCODOG方式とされており、巡航機としてフェアバンクス・モース社製ディーゼルエンジン、高速機としてプラット・アンド・ホイットニー社製ガスタービンエンジンを搭載し、減速機を介して2軸の可変ピッチ・プロペラを駆動する。また精密な操艦が求められる場合に備えて、艦首に隠顕式サイドスラスターも装備している。本級は、アメリカ沿岸警備隊の長距離カッターとしては初めて、建造当初よりヘリコプターを搭載するように設計されている。これと引き換えに、建造当時の本級は比較的軽装備であり、より旧式で小型のオワスコ級長距離カッターよりも軽武装ですらあった。主砲は単装のMk.30 5インチ単装砲に簡素化され、ソナーと対潜兵器は省かれた。小型の艦でヘリコプターを運用する必要上、ヘリコプター甲板は艦の中央部に設けられており、長さ26.82メートル×幅12.2メートルを確保した。またその直前、2本の煙突の間に設けられたハンガーにはHH-52A救難ヘリコプターを収容できた。ただしその後、ハンガーは閉鎖されたが、ヘリコプター甲板は維持された。その後、1985年から1992年にかけて、本級はアメリカ本土防衛の重要な戦力として装備を強化するFRAM(延命・近代化改修)を受けた。JMCISをもとにした戦術情報処理装置としてSSCS-378が搭載されたが、これはMX-512端末によりリンク 11を運用でき、海軍戦術情報システム(NTDS)に加入することができる。またAN/WSC-3衛星通信装置も搭載された。主砲およびFCSは、海軍のオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートと同じ、オート・メラーラ 76 mm 砲(Mk.75 76mm単装砲)およびMk.92に変更されたほか、対空レーダーはAN/SPS-40に換装され、Mk.15 20mmCIWS 1基を追加搭載するなど、防空力は大幅に増強された。ただし、電子戦支援(ESM)機材をAN/SLQ-32に更新する計画は実現せず、6隻がAN/WLR-1H(V)7へのアップデート改修を受けるに留まった。また、対潜戦能力も付与された。ソナーとしては、海軍のAN/SQS-35可変深度ソナーを船底装備式に改めたAN/SQS-38(海上自衛隊の護衛艦「いしかり」・ゆうばり型搭載機の改良型)を搭載した。また対潜兵器としては、Mk.32 mod.7 3連装短魚雷発射管とこのためのMk.309水中攻撃指揮装置を搭載した。また入れ子式の部分を追加してハンガーも復活しており、ここには救難用のHH-65 ドルフィンまたはHH-60J ジェイホークが搭載されたほか、有事にはSH-2 シースプライトLAMPS Mk.Iヘリコプターの搭載も想定されており、これに対応するためソノブイ情報伝送用のデータ・リンクおよびAN/SQR-17A(V)1ソノブイ信号処理装置も装備した。しかし冷戦終結を受けて、1992年7月、これらの対潜戦装備を全て撤去する決定が下された。またFRAM改修の際に、全船にハープーン艦対艦ミサイルの運用能力が与えられ、1990年1月16日には、3番船の「メロン」(WHEC-717)において初の実射が行われた。ただし実際にミサイルを搭載したのは5隻のみであり、これらも2001年までに撤去されたが、運用能力は維持されているものとされている。当初は36隻におよぶ大量建造が計画されていたが、実際に建造されたのは12隻に過ぎなかった。基本的にアメリカ周辺海域での法執行任務や捜索救難任務にあたっているが、ベトナム戦争においてはアメリカ沿岸警備隊第3戦隊としてマーケット・タイム作戦に参加して沿岸での海上阻止行動を実施した。また、1990年代以降は、アメリカ海軍の戦力削減を受けて、空母戦闘群の護衛艦として加わるようになり、1996年のバルト海諸国海軍合同演習(BALTOPS 96)に「ギャラティン」が、さらには1999年には空母打撃群の一員として「ミジェット」が参加した。さらに近年では、海外においてアメリカ海軍艦船に対するテロを防ぐという任務も付与されており、海軍との合同作戦の頻度は増えている。2008年8月20日、米国務省のウッド副報道官代理は、南オセチア紛争で被害を受けたグルジアへの人道復興支援のため、「ダラス」を始め、アメリカ海軍第6艦隊旗艦ブルー・リッジ級揚陸指揮艦「マウント・ホイットニー」及び同艦隊所属のイージス駆逐艦「マクファール」の3隻に人道支援物資を積載した上で黒海に派遣する事を発表した。退役したカッターは他国の海軍艦艇として再就役したものがあり、2011年3月に退役した2隻はフィリピン海軍とナイジェリア海軍、2013年3月と10月の2隻はフィリピン海軍、バングラデシュ海軍と、それぞれの仕様に改修・改装が行われ、所属国のフリゲートとして再就役している。このうち、フィリピン海軍でグレゴリオ・デル・ピラール級フリゲートとして再就役した船は、南シナ海への海洋進出を強行する中国海軍に対抗するために、フィリピン海軍の「虎の子」として有事の際に活躍が想定される他、優美な外観から東南アジア周辺海域における多国籍共同演習において、各国の軍幹部を外交儀礼としての訪問を受ける際にホストシップとしても活用されている。

出典:wikipedia

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