『かおす寒鰤屋』（かおすかんぶりや）は、大河原遁による日本の漫画作品。各話のカウントは「お宝n」となっている。骨董をテーマにしており、一話完結形式で毎回異なる骨董品が登場し、骨董に関する豆知識を紹介する場面も設けられている。作者の大河原は単行本で「藤子不二雄先生やつげ義春先生が骨董を題材とした作品を発表されたのを見て、いつか自分もやってみたいという試案があった」と述べている。東京郊外某所に、明治から続く骨董屋・寒鰤屋がある。寒鰤屋の店主・倉本駆馬のもとには、骨董品にまつわる様々な依頼がやって来る。依頼を受けた倉本駆馬は、その度にトラブルに巻き込まれる。1995年にジャンプ新人海賊杯のエントリー作品として『週刊少年ジャンプ』1995年34号に読み切り版が掲載され、同杯にて第3位入賞を果たした。単行本未収録作品。フランス人形に取り憑いた悪霊を退治するという内容である。

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