電撃大賞(でんげきたいしょう)は、文化放送 (QR) をキー局にラジオ大阪 (OBC) ・東海ラジオ (SF) で放送されていたアニラジ(アニメ関連のラジオ番組)である。本項では前身番組『電撃大賞クリス・クロス(でんげきたいしょうクリスクロス)』、『電撃大作戦(でんげきだいさくせん)』についても述べる。なおここでは便宜的に、番組の特定の時期を示すのにパーソナリティの名を冠して「○○時代」という用語を使うが、公式の用語ではない。2008年3月までメディアワークス、4月から合併によりアスキー・メディアワークスが提供元であり、主宰している電撃ゲーム小説大賞と連動して始まった。発行している電撃文庫と連動しており、第1回金賞の高畑京一郎著書の『クリス・クロス 混沌の魔王』から、1994年10月に放送開始。当初は番組タイトルが『電撃大賞クリス・クロス』として始まった。この番組は1クールで終わったが、1995年4月に『電撃大作戦』として新たな枠・内容で開始。1996年4月より『電撃大賞』に変更となり現在に至る。ただし、番組表では『電撃大賞』となっていたが、タイトルコールでは、実写映画版『ブギーポップは笑わない』主演の吉野紗香がパーソナリティだった間は『電撃大賞 ブギーポップ』だった。また、ラジオドラマがあるときはその間だけサブタイトルをその作品名にすることもあった。『電撃大賞クリス・クロス』のみ文化放送での放送時間帯が異なっており、放送自体も一度1993年12月で途切れていることから、後述する『電撃大作戦』のリバイバル番組内や、書籍『電撃大賞読本』では、田中真弓・笠原留美を初代のパーソナリティとしてカウントしている。しかしその一方で、『電撃大賞』番組内ではこのタイトルになった1996年4月を基準に年を数えており、1996年を始まりとするアスキーメディアワークスによる報道もある。どの局でも放送は深夜帯である。内容は時間帯通りの深夜向き。提供元のメディアワークスの情報の発信を含む、ネタ投稿番組。はがきとメールでお便り募集をしていた。ラジオドラマを展開している事も多く、そのドラマ名がラジオ番組のサブタイトルになることも多い。特徴としては、文化放送A&Gゾーンでも屈指の下ネタ番組としての伝統があり、特に田中真弓・笠原留美、石川英郎、松野太紀、森田成一はその傾向を番組作りに反映させ、一部熱烈なファンを獲得し、そのスタイルは番組終了まで引き継がれていた。『電撃大作戦』以降はパーソナリティは2人で、『電撃大賞』となってからは男女ペアである。男性パーソナリティは声優だが、女性パーソナリティには声優以外にアイドルが就くことも多い。数ヶ月から数年の頻度で交代し、交代は2人同時のことも、男性パーソナリティだけや女性パーソナリティだけのこともある。メールアドレス導入後は、男性パーソナリティの交代ごとにメールアドレスが変わっている。パーソナリティ期間は平均約1.9年と短めで、松野太紀(4年9ヶ月)・秋山莉奈(4年)・森田成一(3年6ヶ月)が3年半以上にわたってパーソナリティを務める一方、最短は入絵加奈子の6ヶ月である。現在の文化放送のアニラジとしては、1991年4月開始の『ノン子とのび太のアニメスクランブル』(こちらは開始以来一貫して日高のり子と長谷川のび太アナウンサーのコンビ)に次ぐ長寿番組であった。最終パーソナリティとなった花江夏樹は、パーソナリティの相方である谷澤恵里香を谷澤の方が1学年上であるにもかかわず、『谷澤』と呼び捨てしていた。2015年3月をもって、1994年10月から始まった『電撃大賞クリス・クロス』から続いた本シリーズは20年半の放送に幕を降ろした。特別のコーナー名がついたり、細かい内容が変わったりすることもあるが、パーソナリティが交代しても続くことが多い。前半半年間は投稿採用ごとに1ポイントで、10ポイントたまると好きなものがもらえるという制度を採用。後半半年間はポイント制を廃止し、採用されると即「心あたたまるもの」がもらえる制度へ変更。当初できたこれらのコーナーは、2009年6月までに終了かリニューアルされた。いずれも正式表記不明。電撃作家のゲストが多い。特に、毎年2月10日に前年の電撃小説大賞(2004年までは電撃ゲーム小説大賞)受賞作が出版されるため、それに合わせ受賞者がゲスト出演し、パーソナリティからのインタビューを受ける。声優やミュージシャンのゲストもあるが、電撃原作のアニメなどに出演や主題歌で関わっていることが多い。松野・吉野時代(もしくはそれ以前)から、パーソナリティのことは「電撃パーソナリティ」を略して「電ゲパ」、リスナーのことは「電撃リスナー」を略して「電ゲリ」と呼んでいる。ラジオネームは「電ゲリネーム」と呼ぶ。ノベルティグッズは「電撃グッズ」を略して「電グ」と呼ぶ。電グの正体はスタッフと当たったリスナーだけが知っていて、パーソナリティもリスナーの大多数も知らない。「電グの正体を知ったパーソナリティは番組を降りなければならない」というネタが鈴木・秋山時代に仕込まれており、2人の降板は電グを見たからだとされた。2001年8月の『Missing』までの年月・回数・タイトルは『電撃大賞読本』による(『ガンドレス』、『Missing』の開始日を除く)。2003年2月(松野・吉野時代)にメディアワークス出版・角川書店発売で刊行された公式本。ISBN 978-4-8402-2234-1。作者名義は「電撃大賞 編」。「メディアワークス創立10周年記念出版!?」を謳っている。
出典:wikipedia
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