スノードロップ (snowdrop) は、ヒガンバナ科ガランサス属("Galanthus"、スノードロップ属、マツユキソウ属)の総称。ガランサスとも。マツユキソウ(待雪草)ということもあるが、マツユキソウはガランサス属の1種 "Galanthus nivalis" (common snowdrop) の和名でもある。北米では希に、キンポウゲ科アネモネ属の"Anemone quinquefolia" をsnowdropと呼ぶことがある。また、エゴノキ科ハレーシア属 "Halesia" をsnowdrop treeと総称することがある。スノーフレークは名前が似ているが別属である。球根で育つ。種子から育てることもできるが、花が咲く大きさの球根に育つまで数年かかる。冬の終わりから春先にかけ花を咲かせ、春を告げる花として知られる。花は白で、3枚ずつの長い外花被と短い内花被を持つ六弁花。いくつかの種では内花被に緑色の斑点がある。夜になると花を閉じ、昼間吸収した温かい空気を保管する。耐寒性は強いが、土壌を選ぶ。約20種が属する。よく知られた種は "Galanthus nivalis" (common snowdrop)。日本では1月1日などの誕生花である。花言葉は「希望、慰め、逆境のなかの希望、恋の最初のまなざし」。スノードロップは聖燭節との関係が深く、修道院の庭でよく育てられていたため、修道院の跡地などに自生していることが多い。自生地はイギリスとされるが、修道僧がイタリアから持ち帰ったものが定着したとも考えられている。聖燭節の日にスノードロップをボウルに集積して家に持ち帰ると家が清められるという言い伝えが、イギリスのヘリフォード・ビーコン近隣で伝わっている。一方で、イギリスの一部の農村部では『恋人の死を知った乙女ケルマは、スノードロップを摘んで彼の傷の上に置きました。しかし、彼を目覚めさせませんでした。ただ、花が触れた途端、彼の肉体は雪の片(スノードロップ)になってしまいました』という言い伝えがあり、このことから死を象徴する花として扱われることがある。言い伝えのある地方では、死者が纏う死に装束を連想させる花として嫌われ、家の中に持ち込むと不幸が起こると言われている。これらのことから、人への贈り物にすると『死』を『希望』することとなり、「あなたの死を望みます」という意味に取られることがあるので注意が必要である。エデンを追われたアダムとイヴをある天使が励ました際、降っていた雪を天使がスノードロップに変えたという伝説がある。ドイツには、雪が自らに色が無いため色を分けてくれるように花に頼んだが拒まれ、唯一それに応じたのがスノードロップだった、という言い伝えがある。ロシアの詩人マルシャークの『森は生きている』は、少女が大晦日に継母からこの花を探して摘んで来るように、という無理難題を言い付けられたのが話の始まりである。
出典:wikipedia
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