フリー (Free)は、ブルースを指向するミュージシャンによって結成されたイギリスのロックバンド。1969年にデビュー、1度解散し72年にオリジナルメンバーで再結成。1973年に解散。「Free At Last」以降解散までのメンバー。テツとラビットはフリーが一度解散したときカークとコゾフとコゾフ・カーク・テツ・ラビットを結成しアルバムも発表している。ブルースとソウルの要素を併せ持った独特のサウンドで初期のハードロックを形作った。枯淡で老成した音楽性との対比でメンバーの若さにも注目が集まった(オール・ライト・ナウがチャート入りを果たした時のメンバー平均年齢20歳)。1971年に解散。その後各人が独自の活動に入ったが、コゾフ・カーク・テツ・ラビットの同名アルバムが好評を博したことと、重度のドラッグ癖で活動に支障をきたしていたコゾフを救おうという意図のもと、1972年2月に再結成。しかし、まもなくフレイザーが脱退。山内が正式メンバーとなり、ロジャースがギターを兼任するようになる。この体制で1972年7月、エマーソン・レイク・アンド・パーマーとともに再来日(コゾフは不参加)。1973年初頭、『Heartbreaker』発表後、バンドは自然消滅のような形で解散した。その後ロジャースとカークはバッド・カンパニーを結成。コゾフはフリーに関わったメンバー全員の参加を得てソロ・アルバム『BACK STREET CRAWLER(バック・ストリート・クロウラー)』発表後、新メンバーを集めアルバム名と同名のバンドを始動させたが、1976年に心不全で死去。山内はフェイセズに参加。フレイザーとラビットも音楽活動を続けた。『ファイアー・アンド・ウォーター』に収録され、シングル化もされた「オール・ライト・ナウ」は、バンド最大のヒット曲であり、ロック・クラシックとなっている。フリーは母国イギリスでは伝説的バンドとして高く評価されているが、日本においても人気があるバンドである。アメリカでは「オール・ライト・ナウ」が大ヒットしたものの、バンドとしては今一つ人気が定着しなかった。よって、フリー解散後の1974年にポール・ロジャースとサイモン・カークが参加し結成されたバッド・カンパニーは、フリーの要素に加えて、「アメリカうけ」を狙ったものであった。実際バッド・カンパニーは本国イギリスや日本よりも、アメリカにおいて大きな支持を集めることとなった。
出典:wikipedia
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