フリオ・エルネスト・ズレータ・タビア(Julio Ernesto Zuleta Tapia , 1975年3月28日 - )は、パナマ共和国パナマ市出身の元プロ野球選手(内野手)。、アマチュアFAでシカゴ・カブスと契約。にメジャー初昇格を果たし、4月6日のセントルイス・カージナルス戦でメジャーデビュー。代打として出場したが凡退に終わった。10月15日にFAとなり、11月24日にボストン・レッドソックスと契約した。はAAA級ポータケット・レッドソックスで55試合に出場。6月7日、メジャー再昇格のないまま放出された。、小久保裕紀の長期離脱による攻撃力不足を補うために、シーズン途中に福岡ダイエーホークスに入団。「サードを守れる大砲」という触れ込みで入団したものの、送球に難があり三塁手での起用は見送られた。日本での初出場は、6月23日の対日本ハムファイターズ戦(福岡ドーム)で8番・ライトでスタメン出場したが、外野守備走塁コーチの島田誠が「想像を絶する守備のまずさ」と嘆くお粗末な守備を披露。ズレータは「まだシューズが届いていなかった」とスパイクシューズを履かずに外野の守備に就いたせいで思うように動けなかったことを主張したが、それ以降は指名打者に定着。当時スコアラーの金森栄治の打撃指導の下、持ち前のパワーを生かした特大本塁打を多数放ち、「パナマの怪人」と呼ばれる。チームのパシフィック・リーグ優勝・日本一に大きく貢献。日本シリーズ第1戦では阪神タイガースの安藤優也からサヨナラヒット、第2戦では金澤健人からダメ押しの3ランを放っている。はレギュラーシーズン勝率1位に大きく貢献。2004年は3ラン本塁打を打つことが非常に多く、「ミスター3ラン」とも呼ばれた。は交流戦以降、膝などに不安がある松中信彦に代わり一塁手に定着。一塁では無難な守備を見せており、2005年はゴールデングラブ賞を獲得した福浦和也よりも失策数は少なかった。打率.319、43本塁打、99打点といずれもリーグ2位の好成績を記録。またオフに、第1回ワールド・ベースボール・クラシックパナマ代表候補に選出されたが日本のシーズンを優先するため辞退した。7月27日の対千葉ロッテマリーンズ戦で0-1の9回裏1アウト一塁の場面で、小林雅英からレフトスタンド中段へ20号逆転サヨナラ2ランを放った。この後、ソフトバンクは勢いづき、ロッテは失速するという、その後の明暗を分ける大きな本塁打となった。10月9日のパ・リーグプレーオフ第1ステージ第3戦で、第2ステージ進出を決定づける特大本塁打をインボイスSEIBUドームのレフトスタンド最上段に放った。オフに複数年契約を求めるズレータ側と単年契約に固執する球団側とで折り合いが付かず、自由契約。球団側の契約条件に退場による罰金事項等が織り込まれていたことに対し嫌気が差したとも言われている。首脳陣からの要請もあり、球団側も最終的には複数年契約を提示したが同意には至らず。12月29日、獲得の意向を示していた千葉ロッテマリーンズと2年契約。3月24日の開幕戦(対日本ハム戦)で、4番・指名打者で出場。それまで完封ペースだったダルビッシュ有から同点満塁本塁打を放った。9月22日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(フルスタ宮城)において、第2打席に二塁打、第3打席に三塁打、第4打席に本塁打、第5打席に単打を放ち、サイクル安打を達成。ロッテの一塁手には守備も得意な福浦がいるため、主に指名打者としての出場(ただし、福浦の故障により一塁手での出場も数試合あった)。開幕当初は好調を維持していたが、死球による左手小指骨折で戦線離脱。規定打席の半分ほどしか立つことができず、打率.267、15本塁打に終わった。この15本塁打はチームトップだった。6月7日の対読売ジャイアンツ戦で、エイドリアン・バーンサイドから、ラルフ・ブライアント(近鉄バファローズ)以来18年ぶりに東京ドームの懸垂物に当てる認定ホームラン(推定飛距離150m)を放った。しかし、この年も故障や調整不足などにより打率.215、8本塁打、33打点、72三振と前年同様低調な成績に終わる。3億と高年俸に加えて起用法に対する不満を漏らしていたこともあり、11月に自由契約となった。開幕前の3月に、第2回WBCのパナマ代表に選出された。同大会では、プエルトリコ戦とドミニカ戦に「5番・一塁」でスタメン出場した。その後、メキシカンリーグ・レイノサ・ブロンコスでプレーをしていたが、打率2割台前半と不振にあえぎ、5月半ばで所属チームを解雇された。その後、ソフトバンク時代に師匠として慕っていた金森栄治の打撃コーチ就任に伴い、ロッテの秋季キャンプにテスト参加が決定した。しかし、入団に至ることはなかった。ごろは、フォートマイヤーズでバッティングセンターを経営し、有料で野球指導も行なっていた。現在は、フォートマイヤーズ在住で日本球界復帰を目指してトレーニングを行っている。真ん中から外のボールに強い。2005年は内角のボールは5本塁打だったのに対し、真ん中、外角はいずれも19本塁打を記録した。引っ張りが基本であるが、右に打つこともうまい。
出典:wikipedia
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