『三国志』(さんごくし)は、1996年に刊行された北方謙三の歴史小説。北方が初めて中国史を題材にとった小説である。全13巻。漫画版が、竹書房から河承男画で、2011年4月から5年かけて全30巻刊行される予定である。正史の『三国志』を原典としており、ストーリーの大綱は万世一系思想と易姓革命思想の対決を根幹としている。基本的な展開・人物描写は正史に準拠しながらも、適宜に独特のストーリー解釈を施すことで、歴史的リアリティよりも人物描写そのものに重きを置いた骨太な描写が特色。加えて『三国志演義』に見られるファンタジー色の強い描写(幻術・妖術など)や史書からの引用等は排除されている。節ごとの主要人物の一人称視点でストーリーが展開しており、主に劉備、関羽、張飛、諸葛亮、曹操、曹丕、司馬懿、孫堅、孫策、周瑜、陸遜、呂布、袁紹、張衛、馬超からの視点が描かれる。吉川英治の『三国志』同様、諸葛亮の死をもって本作は完結している。※史実や三国志演義に登場しない、本作オリジナルキャラクターについてはこれを冒頭に明記する。現在、文庫版が角川春樹事務所より刊行中。※以上14冊をひとつにまとめた全巻BOX(ISBN 4-89456-986-8)もある。1999年に「北方謙三 三国志」の名前でラジオドラマが放送され、2001年6月14日にはこのラジオドラマをゲーム化した「北方謙三 三国志」(PlayStation 2用)がメディアファクトリーより発売された。キャラクターデザインは寺田克也、ナレーションは渡辺謙が担当した。また2004年の2~3月にかけて放送されたNHK人間講座には作者の北方謙三が出演し、本作へ対する思いなどを語った。
出典:wikipedia
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