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SFドラマ 猿の軍団

『SFドラマ 猿の軍団』(エスエフドラマ さるのぐんだん)は、1974年10月6日から1975年3月30日までTBS系で毎週日曜日19:30 - 20:00に全26話が放送された、円谷プロダクション製作のSF特撮テレビ番組。映画『猿の惑星』のTV放映が37.1%高視聴率を得たことに端を発した企画で、「猿に支配された世界に迷い込んだ人間の逃避行」という同映画の内容を踏襲した作品である。また、『日本沈没』『ノストラダムスの大予言』等、「滅亡」「破滅」をモチーフにした書籍や映像作品がヒットしていた「終末ブーム」の影響もあり、「人類滅亡」をストレートに描いた作品でもあった。円谷プロダクション作品としては初めて原作者を起用しており、SF作家の小松左京、豊田有恒、田中光二の3名を招き、ストーリー構築や科学考証に力を入れて、当時特撮ドラマの主流であったヒーロードラマとは一線を画したハードな内容を目指していた。この時期の特撮作品としては珍しく連続ドラマ形式となっているのも特徴である。この時期TBSはSFドラマに力を入れており、20時から20時55分に同じ小松原作のSFサスペンス『日本沈没』が放送されていたので、日曜日は小松作品が90分間2本連続で放送されていた。しかし裏番組に『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ制作・日本テレビ)と『アルプスの少女ハイジ』(フジテレビ)があり、特に『ヤマト』とはSFファンの間で人気を二分しており、視聴率で苦戦した。当番組終了の2日前には、同じ円谷プロ&TBS作品『ウルトラマンレオ』が終了し、『第2期ウルトラシリーズ』が終結を迎えた事で、1976年10月1日に『恐竜探検隊ボーンフリー』(NET系)が放送されるまで、円谷プロ製作の特撮作品は1本もなくなってしまう。本作の発端はTBSプロデューサーの橋本洋二が円谷プロダクションの満田かずほに次の企画を訪ね、満田が咄嗟に『猿の軍団』と応えたことに始まる。企画当時の円谷プロダクションは子供番組の多様化などによりウルトラシリーズが伸び悩み、新な方向性を模索している時期でもあった。本作の成立には、クレジットはされていないが橋本が実質的な舵取りを行っていたとされる。原作者の一人である小松左京も橋本が声をかけ、小松が共同原作者として豊田有恒と田中光二を引き入れた。小松は生前の円谷英二との対談の中で、円谷に原作を提供することを約束していた。豊田は当時『宇宙戦艦ヤマト』にも原案として参加しており、本作と『ヤマト』の放送時間が重なることが決まったことで『ヤマト』プロデューサーの西崎義展から本作の降板を要請されたが、豊田は小松らへの義理立てからこれを断り『ヤマト』ではSF考証という立場に退くこととなった。小松の定宿としていた赤坂のホテルで主要スタッフによるプロット会議が月2回の頻度で行われていた。『猿の惑星』を意識した作品であるため、TBSの弁護士の提案による訴訟対策として、本作がオリジナル企画であることを示すためにこの会議の模様はすべて録音されていた。小松は『猿の惑星』について、映画は高く評価していたが、原作は猿が日本人のカリカチュアライズであったことに不満を抱いていた。本作ではそういった部分を含む同作の不十分な点を是正し、しっかりとしたSF考証を行うことを目指した。例として、『猿の惑星』ではチンパンジーが穏和、ゴリラが攻撃的と描かれていたのに対し、本作では現実に攻撃性の強いチンパンジーをタカ派、穏和なゴリラをハト派に設定するなど、猿に対する動物学的な視点が正確に考察されていた。猿の軍団による管理社会も猿の階級社会を発展させたものである。また第9話のエピソードは、他の群れの子供をさらって育てるというヒヒの生態が基になっている。他にも冒頭のコールドスリープについても、最終話で単なる人工冬眠では無かったことが解説されている。劇中の謎として描かれた空飛ぶ円盤と「ユーコム」の存在は、終盤で人類滅亡の真相が明らかになる上での伏線になっており、半年間のドラマを一貫性のあるものにしていた。原作者陣は、こうした難解なSF設定について子供番組という意識は持ちつつも手加減はせず、誰にでもわかるようにしようという姿勢であった。また、作劇的にも猿人一人一人に人間的な性格を設定し、「猿の国の政治抗争」や「人間と猿との友情」など仮面劇としてのドラマ性が強化されていた。猿のキャラクター付けは脚本家陣の役割となっており、脚本の田口はビップ大臣について政治批判の意図はなかったが理想の指導者を描きたかったと述べている。一般の猿の生活は日本の農村を模したものとなっている。これは当時の日本ではまだ身近な存在であった農村を舞台とすることで現実味を出す狙いがあったが、一方で猿の文化の設定を省略したり、美術予算を節約するという意図もあった。当時は特殊メイクが職種として確立されていなかったため、猿のメーキャップには時代劇の床山である田宮宏祐が起用された。また、猿のマスクの造形は、ピープロ作品での参加が多いゼン工芸が担当した。主役級の猿は、俳優がマスクを被った後に皮膚とマスクの間を違和感がなくなるようラバー素材でつないでいる。エキストラの猿はつなぎのメイクは施されず、目元を黒塗りにすることで違和感を抑えている。本作の特撮は本編班と特撮班には分けず、特撮シーンは特撮監督の佐川和夫が本編班を指揮する形で一班体制がとられた。第1話での地震のシーンでは、数日かけて同じシーンを何度も撮るなど力が入れられていたが、そうしたこだわりの結果、3話までにワンクール分の特撮予算を使い切ってしまっている。低温生化学研究所に務める科学者・泉和子と、見学に来ていた榊次郎、ユリカの3人は突然起きた地震によりコールドスリープ装置に閉じ込められ、冬眠状態のまま未来へと送られる。そこは猿に支配された地球だった。人間を保護するか絶滅させるかの意見対立を発端として、ゴリラ派とチンパンジー派の内乱が起きる中、生き残りの青年ゴードを加えた4人の人間は人類滅亡の謎を追って猿の国を旅していく。※参考文献:括弧内は登場話数。小学館の学習雑誌に連載

出典:wikipedia

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