ジル・シモン(Gilles Simon, 1984年12月27日 - )は、フランス・ニース出身の男子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス6位、ダブルス117位。これまでにATPツアーでシングルス12勝を挙げている。フランス出身の選手としてリシャール・ガスケと並んで歴代2位の勝利数を誇る。身長182cm、体重70kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。2008年テニス・マスターズ・カップベスト4。マスターズ1000準優勝2回。シモンは保険会社で働く父と、医者の母の間に2人兄弟の長男として生まれた。6歳からテニスを始め、2002年にプロ入り。下部大会での暫くの下積みの後、2005年頃から本格的にツアーレベルの大会に出場するようになる。シモンの飛躍の年となったのが2006年であった。年初にニューカレドニアのチャレンジャー大会で優勝し、トップ100入りを果たすと全豪オープンでは予選を勝ち上がり本戦出場。ヨアキム・ヨハンソンとの3回戦まで進出した。この年は他にもバルセロナ・オープンで準優勝、ハサン2世グランプリでベスト4に入るなど好成績を残し、年初の「124位」からシーズン終了時には「44位」にまでランクを急上昇させた。2007年2月にオープン13決勝でマルコス・バグダティスを6–4, 7–6のストレートで下しツアー初優勝。9月のBCRルーマニア・オープンでも決勝でビクトル・ハネスクを4-6, 6-3, 6-2のフルセットで下し、2勝目を挙げた。2008年はシモンにとって更なる飛躍の年となり、5月のハサン2世グランプリ、7月のインディアナポリス・テニス選手権で優勝。7月のロジャーズ・カップ2回戦では世界ランク1位のロジャー・フェデラーを2-6, 7-5, 6-4のフルセットで下す番狂わせを演じ、ニコラス・キーファーとの準決勝まで進出する。さらに10月のマドリード・マスターズでは準決勝に進出すると、世界ランク1位のラファエル・ナダルを3-6, 7-5, 7-6(6)で破り、マスターズ初の決勝進出。決勝でアンディ・マレーに4-6, 6-7(6)で敗れた。11月3日付の世界ランキングで9位に入り、初の世界トップ10入りを果たす。年末の男子ツアー最終戦「テニス・マスターズ・カップ」にも初出場を果たすと、予選ラウンドの「レッド・グループ」で再びフェデラーを破り、前世界王者の決勝ラウンド進出を阻止する勝利を挙げて、決勝ラウンドに勝ち進む。準決勝ではノバク・ジョコビッチに6-4, 3-6, 5-7で敗れ、決勝進出はならなかった。2009年1月5日付の世界ランキングで自己最高の6位となる。直後の全豪オープンで、シモンは初めて第6シードに選ばれた。ベスト8まで順当に勝ち進み、第1シードのラファエル・ナダルに 2-6, 5-7, 5-7 のストレートで敗れた。2010年は地元のモゼール・オープンでミーシャ・ズベレフを6–3, 6–2で破りシングルス7勝目を挙げた。12月のセルビアとのデビスカップ決勝では、シングルスでセルビアのエースノバク・ジョコビッチと対戦したが3-6, 1-6, 5-7で敗れた。フランスも2勝3敗で優勝を逃した。2011年は1月のシドニー国際でシングルス8勝目を挙げた。全豪オープンでは2回戦で第2シードロジャー・フェデラーと対戦。2-6, 3-6, 6-4, 6-4, 3-6のフルセットで敗れた。全仏オープンと全米オープンでは4回戦に進出している。2012年3月のBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィーでファビオ・フォニーニを6–4, 6–3で破りツアー10勝目を挙げた。2014年の上海マスターズでは2回戦で第4シードのスタン・ワウリンカを、準々決勝で第6シードのトマーシュ・ベルディハを、準決勝でフェリシアーノ・ロペスを破りマスターズで2度目の決勝進出。決勝では第3シードのロジャー・フェデラーに敗れた。2015年ウィンブルドンでグランドスラム6年ぶりとなるベスト8進出を果たした。9月14日には世界ランキング10位となり、2009年10月12日以来約5年11ヶ月ぶりにトップ10に復帰した。2016年の全豪オープンでは4回戦で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチと3-6, 7-6(5), 4-6, 6-4, 3-6の4時間32分の激闘を繰り広げた。シモンはオリンピックフランス代表として、2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪の2大会に出場している。シーズン後半にあたる上海マスターズでは同年の全米オープンの覇者である第3シードのスタン・ワウリンカを3回戦で6‐4,6-4で破り、そのままの勢いで準々決勝もジャック・ソックを4‐6,6‐4,7‐6(5)で下す。その後の準決勝では、第2シードのアンディ・マレーに6‐4,6‐3で敗れた。テニス用語でいうところの典型的な「シコラー」と呼ばれる選手であり、長時間のプレーに耐えるタフネスさが最大の武器。基本的に相手のミスを誘うテニスのため、長期戦になりやすく、しばしばシモンのテニスは沼に例えられる。
出典:wikipedia
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