南知多町（みなみちたちょう）は、愛知県の知多半島南端に位置する第一次産業中心の町である。2006年3月、美浜町と合併をし、合併後の名称を中部国際空港の愛称「セントレア」にちなんで「南セントレア市」とすると発表した。しかし、町内および全国から抗議が殺到した。その後、合併の是非と新市名を問う住民投票（2005年2月27日実施）した結果、過半数が「合併拒否」になってしまい、合併は中止された。石黒和彦当町は、先述の通り古くから漁業や観光業によって繁栄してきた町であるが、昭和40年から一貫して人口流出が続いている。背景としては、鉄道が町中心部まで開通していないことや貧弱なバス路線網に代表される交通不便な町であること、時代の変化に対応できず新たな産業を発掘することができなかったこと、集落の殆どが古くからの住宅密集地であり優良な住宅地が形成されなかったことなどの原因が挙げられる。人口流出への対策として、町は空き家バンク制度などを実施しているが、問題の本質的解決となる対策は出せていない。若年人口流出、産業の斜陽化などを理由に、町の歳入についても年々減少傾向にあり、大変厳しい財政状況にある。2008年には、人件費の増加について議会が沢田寿一町長（当時）に責任を求め、町長の給与を10％、12カ月分（計約98万円、月当たり約8万円に）カットすることを決めたことが話題になった。当町は漁業・農業が主産業で、漁業については県下一の漁獲量を誇る（2011年10月現在）(参照)。古くから漁業が盛んであり、特産物としてフグ、メジロ、シラスなどがある。町内にはいくつか漁港がある。以上7つの漁港が存在する。当町の農業は、愛知用水が通ってから急速に発展した。1970年代からは小高い丘にパイロットファームを拓き農地が大きく拡がった。ちなみに、デンマークカクタスの生産額は日本一（参照）。水産加工業の割合が大きい。また、町内のプラスチック工業団地は、全国有数のプラスチック花壇の生産地。風光明媚な景観や、海水浴、釣り、味覚狩りなど、数多くの観光資源がある。西海岸には、旅館やホテル、民宿などが多数あるが、観光需要の減少や、知多半島道路や名鉄知多新線の開通もあって、名古屋から約1時間で結ばれ、日帰りで行ける距離となったため、宿の数は減少傾向にある。かつて、高峰山に内海フォレストパークがあったが、2003年に閉園となった。2014年10月同町初の観光大使としてタレント釣り師岩月大地が南知多町・南知多町観光協会・水産振興会の公認で南知多町観光釣り大使として就任。南知多町には2015年現在、姉妹都市・提携都市は存在しない。2005年に開催された2005年日本国際博覧会（愛知万博）で、愛知県内の市町村（名古屋市を除く）が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた。。高等学校中学校小学校保育所なお、少子化の影響で生徒・児童数は減少が続いており、将来的に師崎中学校・豊浜中学校・内海中学校を統廃合するという計画もある（ただ、反対意見も根強い）。町の中心となる駅：内海駅運賃は、いずれも町内の移動であれば160円、美浜町とまたがる場合は300円である。自動車専用道路一般国道主要地方道一般県道遊園地・水族園の「南知多ビーチランド」の所在地は、隣町の知多郡美浜町である。公式キャラクターとして、町制50周年を記念して2011年に「ミーナ」が作られた。

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