補殺(ほさつ、)とは、野球・クリケットなどにおいてアウトが成立した場合、これに至る過程で、送球を行ったり、あるいは打球や送球の方向や速度を変えるなどしてそのアウト成立を補助すること、もしくはその野手に記録される守備記録のことである。アシストとも呼ばれる。しばしば捕殺と間違って書かれることがあるが、「アウトを捕る(とる)」のではなく「アウトを補う(おぎなう)」のであり、「補」の字が正しい。なお、一般的な捕殺の意味は、田畑を荒らす害獣や害虫を駆除することである。打者や走者がアウトになったときには、触球や打球の捕球等により直接アウトを奪った野手には刺殺が記録される。このとき、刺殺者以外にこのアウトにかかわった野手に補殺が記録される。一つのアウトをとるのに複数の野手が関係すれば、その数だけ補殺は記録される。したがって、ランダウンプレイが長引き、複数の選手が関わった場合にはその人数分の補殺が記録される。ただし、一つのアウトに関して同じ選手が何度プレイに参加しても、その選手に記録される補殺は1である。飛球の捕球など、刺殺は記録されるが補殺が記録されないケースもある。また、ある選手の失策によってアウトが成立しなかった場合にも、失策がなければアウトになったと記録員が判断した場合には、失策を犯した野手以外のプレイにかかわった野手に対して補殺が記録される。内野手の補殺は、主にその選手がゴロを処理したことによって記録される。一方、外野手の補殺は、主に内野への返球によって、余分な塁を奪おうとした走者をアウトにすることによって記録される。このように、内野手と外野手の補殺はまったく性質が違い、比較することは無意味である。また、同じ内野手であっても、打球を処理する機会の多い遊撃手などと打球を処理する機会の少ない一塁手などでは補殺数に大きな差があり、異なるポジションの選手の守備力の比較には適さない。もっとも、守備の能力ではなく、守備でのチームへの貢献度を考えるのであれば、異なるポジションでも比較する意味がある。外野手についても、左翼手などは中堅手よりも補殺数が多くなるが、慣例により外野手の守備記録は3ポジションを合計して記録することが多い。補殺数により、以下のような能力をみることができる。ただし、当然のことながら、守備についたイニング数が多いほど補殺数が多くなる傾向にあるため、守備イニング数とともに補殺数を比較しなければ選手の能力をみることはできない。特に、投手や捕手などは選手によってイニング数が大きく違うので注意が必要である。※2015年終了時点。
出典:wikipedia
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