ロビン・ウィリアムズ(Robin Williams, 1951年7月21日 - 2014年8月11日)は、アメリカ合衆国の俳優、コメディアン。イリノイ州シカゴ出身。父親がフォード社の重役という裕福な家庭に育つ。カリフォルニア州マリン郡の高校を卒業し、マリン大学で演技を学び、奨学金を得てジュリアード音楽院の演劇科に3年間在学、演技力に磨きをかけた。『スーパーマン』などで有名なクリストファー・リーヴとはジュリアード時代からの親友であり、彼の死後も息子ウィルの後見を務めていた。役者としてのキャリアは、スタンダップ・コメデイアンとしてのライブ出演で始まり、その後1978年から1982年にかけて放送されたテレビシリーズ『モーク・アンド・ミンディ』(ABC)で初めて有名になった。この時期ドラッグとアルコールに溺れてしまうが、克服する。2005年公開の『ビッグホワイト』撮影時に禁酒を破っていることが発覚するも、2006年リハビリテーション施設に入り克服し出所、撮影に復帰する。演技においては、大胆でハイテンションなマシンガン・トーク、即興、物真似、声真似で知られ、『グッドモーニング, ベトナム』でのDJ役、『ミセス・ダウト』での女装する中年男性役、ディズニー・アニメーション『アラジン』での変幻自在な魔人ジーニーの声優などを始め、出演作の多くにその特徴が見られる。一方では『いまを生きる』、『レナードの朝』、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のような、ペーソスに満ちたシリアスな演技も高い評価を得ている。1980年にはロバート・アルトマン監督の『ポパイ』で映画デビューを果たし、その後キャリアのほとんどを映画を中心に積み重ねている。1987年には映画『グッドモーニング, ベトナム』で、1989年には映画『いまを生きる』で、1991年には映画『フィッシャー・キング』で、計3回アカデミー主演男優賞にノミネートされる。そして、1997年には映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー助演男優賞を受賞。1999年にはアカデミー賞授賞式で映画『サウスパーク』主題歌「ブレイム・カナダ」を熱唱した。これに加え、1986年には米国随一の歌劇場であるニューヨークのメトロポリタン歌劇場にて伝説のスタンダップ・コメディ『Robin Williams Live at the Met』を行い、2002年にはニューヨークのブロードウェイシアターにてスタンダップ・コメディ『Robin Williams Live on Broadway』を自作自演した。声優としては、ディズニーのアニメーション『アラジン』のジーニー役をはじめ、『ロボッツ』『ハッピー フィート』などに出演した。2002年には『ストーカー』で恐ろしいストーカー役を、『インソムニア』ではサイコ殺人の犯人を演じ、これまでのファミリー向けの作品で純真な役を演じるコメディ俳優のイメージを覆す演技で高く評価された。1970年代から1980年代初めにかけてアルコール依存症を患い、2006年にリハビリセンターに入院したことで公表した。2009年には心臓を患い、手術した。チャリティー活動にも力を入れており、慈善団体を支援するための財団(the Windfall Foundation)を当時の妻と立ち上げ、募金等さまざまな活動を行っている。2010年のカンタベリー地震の折には、クライストチャーチでパフォーマンスをするとともに、その収益を全額寄付した(半分は復興のため市へ、もう半分は赤十字社へ)。また、イラクとアフガニスタンに駐留するアメリカ兵のために、軍の機関USOを介して現地に出向き、パフォーマンスをした。2度の結婚で3人の子供がいる(2008年に離婚し、2011年に3人目の妻スーザンと再婚している)。2人目の妻マーサとの間に生まれた娘の名前は、彼の大好きな日本の任天堂製ゲームソフト『ゼルダの伝説』にちなんで「ゼルダ(ゼルダ・ウィリアムズ)」と命名している。2011年にはニンテンドー3DS用ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のCMで親子での共演も果たした。2014年8月11日、カリフォルニア州の自宅にて死去(縊死)。。検死の結果、自殺と断定された。関係者によると、数か月鬱状態にあり、アルコール依存症専門のリハビリセンターに入院したこともあったという。親交のあったエリック・アイドルから、彼が鬱状態であることを理由に、直前にあった『モンティ・パイソン 復活ライブ!』への出演を固辞したことも明かされている。テレビ番組出演をキャンセルしたことと疾病との関連は不明である。この訃報に、バラク・オバマアメリカ合衆国大統領も哀悼の言葉を発表した。遺体は火葬された後サンフランシスコ湾に散骨された。死の数カ月前、末期がんの患者にビデオメッセージを送っていたことが明らかになった。病理報告では、初期のパーキンソン病及び、レビー小体型認知症であったとも伝えられ、罹患が自死の一因になったと一部メディアで説明されているが、娘のゼルダはその後のインタビューで「憶測では原因を語れない」と断定できない立場を取っている。この死により、公開を控えていた『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』(2014年12月全米公開、最後の映像出演)、『ミラクル・ニール!』(2015年8月全英公開、声の出演)の2作が遺作となった。
出典:wikipedia
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