放射平衡(ほうしゃへいこう)は物理学用語の1つで、逐次崩壊や系列崩壊において元の放射性同位体(親)が崩壊してできた次の核種(娘)との放射能の量的な関係が、時間的にほぼ一定の比率で推移する状態を指す。親と娘はそれぞれ一定値の半減期を持つため、親が生成されて以後ある程度時間が経過すれば、両者の放射能の比率は一定の比率で安定となり平衡状態となる。親と娘の半減期がそれほど離れていなければ、娘核種の放射能量が親核種の放射能量を追い越して、両者の比率が平衡状態となる。これを過渡平衡(かとへいこう)と呼ぶ。親核種の半減期が娘核種の半減期より圧倒的に永ければ、親核種の崩壊が娘核種の量を決めるために、親核種の放射能量と娘核種の放射能量は等しくなり、親核種の半減期カーブに沿って時間と共に減衰してゆく。これを永続平衡(えいぞくへいこう)と呼ぶ。
出典:wikipedia
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