イシムカデは節足動物門多足亜門ムカデ綱イシムカデ目に含まれるムカデ類の総称である。狭義にはイシムカデ科イシムカデ属の種を指す。ムカデ類の仲間であり、多くの種が大きくても30mmを越える程度。その形態は小さなムカデのような姿であり、オオムカデ類の子供と間違われることもある。体は平たく、15対の脚があり、最後の二対が特に長い。体が小さいのに比べ、触角が長い。ムカデとゲジの中間に属する種という見方もされており、形態はムカデ然としているが、触角と最後尾の脚が長いことに、体節の上限が15というところがゲジ類と共通している。イシムカデ目トゲイシムカデ科のゲジムカデ("Esastigmatobius")という属は、形態がイシムカデ属と類似しているものの、脚がイシムカデに比べて長く、イシムカデとゲジの中間といった姿をしている。また、どの種も繁殖方法や、脱皮して成長するところも、どちらかといえば、ムカデよりはゲジ類に近い。浅い土中や朽ち木、枯葉などが堆積した湿った場所に潜む。夜行性だが、日中に土中から姿を見せることもある。肉食性で素早く走り回り、トビムシ等の小動物を捕食するが、自身もまた大型のクモや肉食昆虫、さらにオオムカデといった、より強力な捕食者の餌となっている。特に、一部のオオムカデは本種を専食している場合もある。体が小さいが、ムカデの仲間だけに比較的寿命が長く、数年生きる。オオムカデよりも体が小さく臆病なため、人との接触による害はあまり聞かれないが、人家に潜入したときには不快害虫として扱われている。オオムカデよりも更に動きが速く、走り出すと捕まえるのが困難になる。希にペットとして販売されるが、体が小さいため、オオムカデの類ほどペット人気は高くない。飼育はオオムカデ類とほぼ同じだが、オオムカデ類ほどスペースを取らないために、オオムカデ類よりも楽だといえる。
出典:wikipedia
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