ポルトフィーノ (") とは日本の元競走馬である。サンデーレーシングのクラブ馬で、半姉にアドマイヤグルーヴ、半弟にフォゲッタブル、ルーラーシップ、半妹にグルヴェイグがいる。デビューは2007年6月16日、阪神競馬場第5競走の新馬戦(芝1600m)。好スタートから先手を取るとそのまま逃げ、2着に5馬身差で快勝した。2戦目は札幌2歳ステークスを予定していたが、直前の調教で右臀部に痛みが出たため回避。その後も体調が整わず、結局2歳時は新馬戦のみの出走に終わる。休養明け初戦は2008年2月11日、京都競馬場で行われたオープンのエルフィンステークスである。実に8か月ぶりの出走であったが1番人気に支持され、2着に2馬身半の差をつけて逃げ切り勝ち、2連勝を飾る。重賞初挑戦となった3月1日のアーリントンカップでも1番人気に支持されるが、勝ち馬ダンツキッスイの8着と初黒星を喫した。そして、4月13日の牝馬クラシック第1戦の桜花賞を迎えることになる。しかし桜花賞の前日の4月12日に左寛跛行のために大事をとって出走取り消しになった。この桜花賞は母エアグルーヴが熱発で回避した競走で、親娘ともに出走することは叶わなかった。牝馬クラシック第2戦の優駿牝馬は祖母ダイナカール、母エアグルーヴも優勝した競走で、ポルトフィーノには優駿牝馬3代制覇の期待が懸かっていた。しかし直前に右第1指骨剥離骨折を発症し、全治3か月以上を要するという診断により、出走はまたもや見送られた。その後、骨折明けで秋華賞に出走登録を行う。武豊を鞍上に迎えることも決まっていたが、賞金不足(フルゲート18頭に対し19番目)のためにまたも出走は叶わなかった。そのため、秋華賞と同日に行われた1600万円以下条件戦の清水ステークスへ出走し、ハナ差の勝利を収めている。清水ステークスの後、初めてのGIの舞台となる11月16日のエリザベス女王杯へに向けて調整され、カワカミプリンセス、ベッラレイアに次ぐ3番人気に支持されたが、スタート直後に落馬し、競走中止となる。ポルトフィーノは鞍上の武を振り落とし競走中止となった後も走り続け、カラ馬の状態で先頭でゴールした。これはGI(JpnIを含む)では初めてであり、重賞(G2またはG3)まで含めてもめずらしいことである。明け4歳の初戦は2009年4月11日の阪神牝馬ステークス。1番人気に支持され、好位からレースを進めたが、最後の直線で伸び切れず8着に終わった。その後、四位洋文騎手とのコンビで挑んだ5月10日の都大路ステークスでは後方から3コーナー付近で捲くって来るも直線で失速して14着と大敗、その後は休養に入っている。5歳となった2010年に復帰し、3月13日のうずしおステークスに1番人気で出走したが、ブービーの15着と大敗した。続く難波ステークスでは好位追走も伸びあぐねて7着に敗れ、このレースを最後に現役を引退、繁殖入りすることになった。
出典:wikipedia
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