Electronic Entertainment Expo(エレクトロニック エンターテイメント エキスポ)とは米国のロサンゼルスで開催される世界最大のコンピューターゲーム関連の見本市である。略称「E3(イースリー)」。米国の業界団体Entertainment Software Association(ESA)の主催で毎年5月中旬から6月初めの間の数日間に開かれており、ロサンゼルス・コンベンションセンターを会場として1週間近くに渡って行われる。流通向けの見本市という位置付けから入場できるのは業界関係者、即ち流通・ゲーム制作及び報道関係者に限られる。1997・1998年のみジョージア州アトランタので行われた。ファミコンブームに始まったテレビゲーム市場がSCEIのプラットフォーム参入を経て一大産業として確立してきた1995年に当時のInteractive Digital Software Association(ESAの前身)が第1回を開催して以来、主にテレビゲーム分野の商品がターゲットとなっている。しかし近年ではコンピューターゲームの進歩とジャンル間のボーダーレス化により、PCゲームを含む視聴覚上のコンピューターゲーム全般が対象に含まれようとしている。本来は米国内におけるクリスマスシーズンにかけての商材を流通側が検討するための展示会に過ぎないが、実質的には全世界のコンピューターゲーム娯楽市場の動向を占うものとなっている。そのためE3における新作ゲームの発表と出展については、今後の市場影響力を左右するものとして各ゲームメーカーとも大変に重要視している。E3での話題性を狙い綿密な戦略を練る結果として、E3には各社から重大な発表や人気の高い新作がぶつけられてくることが多い。全世界のゲーム制作者やゲームファンもそれらのことを承知していて、E3の展示や報道に対しては多大な関心と注目が寄せられている。2007年は、大規模な出展によるコストの増加やメーカーが個別に開催するイベントが増えたなどの理由で規模を大幅に縮小し、完全招待制の業界関係者のみによるイベントとなった。名称も「E3 Media and Business Summit」と変更し、場所もカリフォルニア州サンタモニカに移して開催された。「The 2008 E3 Media & Business Summit」では再び開催場所をLACCに戻して、2008年7月15日から17日にかけて開催された。しかし、この極端な規模縮小は、「E3の地位を大幅に下げることになり、注目されなくなることから開催する意味がなくなる」という批判が集まったため、2009年以降は、縮小前に相当する規模に戻して開催されている。日本の任天堂は、CESA主催の東京ゲームショウには出展しないが、E3には出展している。通例3日間の会期に渡る展示会本番と展示会開始日前日に行われる各ゲームメーカーによる報道向け発表会、及び開始日前日から会期に平行して行われる各種カンファレンス(講演、ワークショップ、等)からなる。報道向けの発表会は各ゲームメーカーがそれぞれに開いており、今後1年間の展望や方針、営業戦略やゲームタイトルの発売計画について述べる。ただしプラットフォームを抱える任天堂やSCEIやマイクロソフトなどの大手メーカーについては発表の時間帯が便宜上ずらされているようである。展示会の会場では新作ゲームの体験版、今後発売予定のゲームについてのイメージ映像や開発中のゲームを収めたビデオ映像、などが出展される。各ゲームメーカーのブースは趣向が凝らされ各社が命運を賭ける意気込みが伝わるものとなっているが、前述の通り流通向けのショーとしての性格が強いため、会場内に商談スペースなどが広く取られているのも特徴である。1996年に一度だけE3が日本で開催されたことがある。同年11月1日から4日まで幕張メッセにて「E3/Tokyo'96」という名称でテレビ朝日などが主催者となり開催された。そもそもこれはソニー・コンピュータエンタテインメント主催のPlayStation EXPOとの併催という形だったが、同年8月から始まった東京ゲームショウとバッティングしたこともあり、国内・海外の主力ゲームメーカーの出展が少なく小規模な展示にとどまり、結果的に失敗に終わった。日程は全て現地時間。1997・1998年を除いてロサンゼルス・コンベンションセンターで開催。
出典:wikipedia
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