CKEM(Compact Kinetic Energy Missile、小型運動エネルギーミサイル)とは、米ロッキード・マーチン社がアメリカ合衆国陸軍のために開発している超音速対戦車ミサイルであり、近代運動エネルギー兵器の一種。弾頭部に炸薬を持たず、APFSDS弾のようにタングステン合金や劣化ウラン合金製の弾頭が高速で目標に直撃する運動エネルギーでこれを撃破する。本計画は、1981年のVought HVM(Vought Hyper-Velocity Missile、ヴォート超高速ミサイル)や1990年代のLOSATミサイルに遡る、運動エネルギーミサイル開発プロジェクトであり、そしてこの3代目は1999年から開始されたCKEM開発計画へと繋がっている。米国のAMCOM(陸軍航空ミサイルコマンド)が陸軍のFuture Combat Systems計画(FCS計画)の一部として本計画を推進している。このミサイルは基本的に陸上車輌と低空用の航空機に装備できる対戦車兵器である。これらFCS計画の兵器の目的は、次世代のための最先端システムを広く示すことである。CKEMは爆発反応装甲とAPS(アクティブ防護システム)を打ち破るよう設計されている。また、今あるミサイルシステムより小さく軽くなるよう予定されている。LOSATと比較し、全長は2.85mから1.5m、重量77kgから45kgと、半分近くまで小型化されているが、最大射程距離は4km以上から10kmに、最高飛翔速度は1,500m/sから2,200m/sへと大幅に向上している。
出典:wikipedia
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