『パンドラMAXシリーズVOL.3 ラビッシュブレイズン』は2000年4月27日にパンドラボックスから プレイステーション(PS)用ソフトとして発売されたロールプレイングゲーム。パンドラボックスが世に出したゲームソフトの自社ブランド「パンドラMAXシリーズ」の第3作。キャッチコピーは同シリーズ共通の「1980円の超大作」。メモリーカード用シールが付属していた。同シリーズのソフトに収録されている予告映像では「パンドラが総力を結集したRPG」と銘打たれていた。シリーズ第1作であるドラゴンナイツグロリアス(以下「ドラグロ」と略す)の舞台である「カグランテス王国」の隣国が舞台という設定で、ドラグロの登場人物やダンジョン、敵キャラクターなども登場する(ただしストーリー的な続編ではない)。ストーリーも前作とは打って変わってギャグテイストである。シナリオは同社の社員であった和田慶子が執筆。キャラクターデザインは珠梨やすゆき(女性)が担当している。パッケージには「勇者になってモテモテだぜ!」「主人公はいま、勇者を目指す!」と書かれているが、実際は勇者を目指すという目的は物語の序盤で早々と忘れ去られ、以後シナリオはかなり行き当たりばったりな展開をするようになる(ソフト内におまけとして収録されたインタビューで、和田自身もこの点に触れている)。また、それまでまったく触れられなかった設定や人物が突然当たり前のように登場することも少なくない。カグランテス王国の隣国・カーレイル王国。この国では「勇者」が職業として認められており、あちこちの村に国から認定された勇者が存在していた。ルックス以外に取り得がない少年・アルフレッドは、村長からこの村の勇者になるよう命ぜられ、溜息をつきながら仲間達と共に城へと旅立つ。しかし、その途中で起こった出来事により、一行は国中を右往左往させられ…。本作はドラグロと違い、ジャンルは完全なRPGである。エンディングは1つのみ。本作及び本シリーズ特有の主なシステムは、以下の通り。ドラグロ同様、イベントシーンはアベンチャーゲームのように進行する。多数の選択肢が存在し、展開が多少変わる事はあるが、ストーリーそのものは一本道である。この状態ではいつでもセーブが可能であり、ロードの際は最後に通過したセーブポイント(その都度画面に表示される)から再開する事になる。また、常にメニューを開けるので、イベントを挟む連戦の場合はこれを利用して回復する事が出来る。本シリーズの全ソフト共通のシステム。ドラグロ及び死者の呼ぶ館のセーブデータを読み込ませることで、隠しアイテムやイベントなどを出現させることができる。特に死者の呼ぶ館のミニゲーム「百物語」をクリアした状態をコンバートすると、隠しダンジョンが出現する。また、ドラグロに関しては同じ世界が舞台でジャンルも同じRPGである為、多くのアイテムを引き継ぐ事が出来る。それらのアイテムはコンバート時のデータで必ずしも所持している必要は無く、それまでの周回で一度でも手に入れた事があれば引き継がれる。しかし一部重要アイテムは引き継がれない。ゲーム中に登場する修道院で、アイテムの生成が行える。プレイヤーの手持ちの音楽CDやCD-ROMを読み込ませることによって、そのCDに応じたアイテムを出現させるというシステムである。また、2つの武器を組み合わせることで別の武器を作り出す「合成」というシステムもある。どちらも有料である。また、前者はレアなアイテムを生成すると以降の料金が上がってしまう。入手したアイテム、戦った敵キャラなどが記録されていくというシステム。達成度はパーセンテージで表され、全項目をコンプリートすると100%となる。コンバートで入手できる隠し要素も揃えると、107%となる。ただし、コンプリートしても特に何も起こらない。ダンジョンの宝箱を全て回収するとそのダンジョンに応じた女の子が出現する。話し掛けるとアイテムをプレゼントするイベントが発生し、正しいアイテムをあげれば喜ばれるが、間違ったり何もあげなかったりすると酷い目に遭わされる。プレゼントするアイテムは大抵そのダンジョン内で見つかるが、中には予め用意しなければならないものもある。結果に関係無く全ての女の子をナンパすると最強の隠しボスが出現する。本作のパーティキャラには、それぞれ「スキル」と呼ばれる特殊能力が設定されている。ランダムまたは特定の条件下で発揮されるもので、プレイヤーが任意に使用することはできない。同シリーズの第5作『ごちゃちる』に収録されたおまけシナリオで、本作とドラグロのキャラクターが共演する。パンドラMAXシリーズVOL.Extraと言う位置付け。各キャラクターの視点から体験するザッピングアドベンチャーであり、シナリオは本作同様、和田が執筆。その為、作風や雰囲気はドラグロよりも本作に近い。本作のストーリー上の続編として予定されていたソフト。 本作同様、キャラデザは珠梨やすゆきが担当する予定であった。予告編では新キャラである女性の線画が紹介されたが、メーカーの凍結によって世には出なかった。
出典:wikipedia
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