JNX(Japanese automotive Network eXchange)は、日本国内の自動車メーカーと自動車部品メーカーなどで構成される、セキュリティの確保された業界ネットワークである。各種の部品などの取引や情報交換に使用される。2000年10月にサービス開始された。従来各自動車メーカーが様々な部品メーカーに部品を注文したりするのには、各メーカー独自の情報交換網を構築・維持する必要があり、メーカー側にしてもそのネットの維持は負担であり、また部品メーカー側も各自動車メーカーとの間に専用線や端末を設置したりするなど多重な投資が必要であった。そこで各自動車メーカーが相乗りしてひとつの共通ネットワークを作り、そこで信頼性の高いデータ交換をすることにしたのである。この結果、部品メーカー側もJNXに接続さえすれば、全ての自動車メーカーとの取引が(物理的には)可能になった。(むろん部品メーカーがJNXに加入したからといって大手の自動車メーカーが取引をしてくれるわけではない。個別の営業が必要である)なお将来的には海外の同様の業界ネット(アメリカのANX,ヨーロッパのENXなど)と接続する構想もある。利用できるのは主として、自動車メーカーと自動車の部品を提供しているメーカーである。一部それ以外の企業も参加しているが、一般の個人は利用できない。なお、利用者はTP(Trading Partner)と呼ばれる。アクセス方法は、専用線によりJNXのネットワークに接続して他のTPとデータ交換をする方法から、(JNXが認定したプロバイダから接続した)インターネットを通してつなぐ方法など、いくつかの手段が提供されており、費用と転送量を考慮して各々のTPが選択することになる。JNXのネットを管理し、入会審査をおこなったり、トラブルの対処などをするために「JNXセンター」が運営されている。また、日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、JNXセンター、および学識経験者により「JNX運営委員会」が設置されていて、JNXの運営について審議している。
出典:wikipedia
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