『HR』(エイチアール)は、2002年10月9日から2003年3月26日まで毎週水曜日23:00 - 23:30に、フジテレビ系で放送された日本のテレビドラマ。全23話。脚本・総合演出は三谷幸喜。HRはホームルームの略で、夜間学校を舞台に繰り広げられる学園もののシチュエーション・コメディ。※出演者の役名は、本名をそのまま使用したものや、もじったもの(鷲尾の下の名前は中村獅童の本名から)が多い。また、この番組の前説を務める号泣が脇役として出ることがある。シチュエーション・コメディ(シットコム)を強く意識したドラマである。毎回約30分間7台のカメラを使ってほぼノンストップで撮影されており、ストーリーも舞台セット内のみで展開された。スタジオには毎回100名の観客を入れ、その笑い声もそのまま収録・放映した。前述のような一発勝負の過酷な撮影方法からか、三谷によると、出演したゲストは収録後に放心状態となり「二度と出たくない」、「これをよく毎週やってますね」という声が出るという。この作品で三谷は脚本のみならず、総合演出として監督も兼ねており、舞台脚本を数多く手がけた三谷ならではの演出が見られる(映像演出は、三谷と長年の付き合いである河野圭太が担当)。またシリーズの前半では、毎回冒頭部分で学校の教室などに現れ「HR」とタイトルコールを行っていた(本編には登場しない)。三谷は当初「日本初の本格的シットコム」を謳い文句にしていたが、小林信彦が週刊文春の連載コラムで「日本初の本格的シットコムは1960年代に放映された『スチャラカ社員』である」と物言いをつけた。放送期間は2002年10月から2003年3月までだったが、三谷の舞台演出の都合もあり、収録は2002年8月6日から開始され2003年1月7日が最終収録日となった(本来は年内で撮影終了する予定だったが、三谷の脚本が遅れたため延期した)。収録順は放映順とは一致せず、当初は第2話の予定で収録されていた『神野さんの最初の授業』が実際の放送順では第5話になったり、最終収録回は放送順ではラスト手前の『恋の季節』だったが、実際の最終話は『校長先生、ご用心』だった。また『ホイさんのハムレット』『クリスマススペシャル!』は、キャストのスケジュールの都合もあり、同日に2本収録で撮影されている。また、第8話の『田淵ジョー、現る』の収録日は本作の製作発表の日と被っていた為、収録用とマスコミ向けの2回観客を入れて撮影が行われており、この回のみ2回やった本番のベストテイクを編集した形で放送された。また、夜間学校という今までの学園ドラマとして珍しいテーマだったので、三谷は制作前に実際の夜間学校に出向き、見学と取材を行ったという。それまで持っていた夜間学校のイメージとは違い、非常に真面目に授業に取り組んでいる生徒を見て、ドラマの参考になったとエッセイで語っている。
出典:wikipedia
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