西鉄高速バス株式会社(にしてつこうそくバス)は、福岡県福岡市に本社を置き、主に高速バスの運行を手がける西鉄グループの路線バス事業者である。なお、本項では同社の概要とともに、西鉄グループの高速バス事業全般について説明する。西日本鉄道の高速バスは、福岡市天神を拠点に路線網を広げており、主に九州内他事業者と共同運行の昼行路線のほか本州方面への夜行バスも運行している。西鉄高速バスは西日本鉄道自動車部門の高速バス組織を分社化して発足したものであり、「高速バス専業の路線バス会社」である。営業面では西鉄高速バス発足直後に近距離昼行路線(西鉄本体の路線を含む)の運賃(片道)を1000円・1500円・2000円と行ったわかりやすい定額に値下げする、福岡 - 熊本線で大幅な増便に踏み切るなどの積極策をとった。これに対してJR九州が九州新幹線または都市間特急が利用できる特別企画乗車券を発売するなど、両者は競合関係にある。運賃面では一部路線を除いて再値上げとなっており、近年では共同予約サイト「楽バス」や共同乗り放題切符「SUNQパス」の構築などソフト面の強化に注力している。西日本鉄道は、2013年度中に福岡・天神と西日本の地方都市を結ぶ高速バス路線3~4本の開設を検討している、と報じられた。地方都市路線は、季節や曜日によって利用者数の偏りが大きく、バス事業者にとって採算が取りにくい路線だったが、2012年7月に国土交通省の高速乗合バス制度改正により、事業者が需要に応じて運賃を柔軟に設定することや、航空業界で主流の「早割」の導入などが可能となった。また、高速バスは格安航空会社(LCC)に乗客の一部を奪われており、西鉄はLCCと競合しない本州の地方都市から、天神へ買い物客や観光客を運び、2011年の博多駅ビル開業で買い物客が減少している天神地区において、自社運営商業施設との相乗効果も狙う。主に西鉄高速バスの沿革についてを記す。路線としては、西鉄高速バス直営の路線(西日本鉄道から運行移管した路線、あるいは西鉄高速バス発足後に出来た路線)と、西日本鉄道からの管理委託路線がある(九州 - 本州間の夜行高速バスは管理委託対象外)。なお、西日本鉄道本体の直営路線の中には一部の便を他の西鉄グループのバス会社(地域分社)や亀の井バスに管理委託している路線もある。<>内は共同運行会社、《 》は一部便をグループ各社に管理委託する。車両は西鉄本体が保有し、乗務員は西鉄高速バスの所属。西鉄では運行をしない(いずれも過去に運行していたが撤退)が、発券および運行支援業務を行うバス路線。この項については関与しない路線も含む。※*印は、路線自体は現存しているが、西鉄が運行から撤退した路線(撤退後も引き続き発券業務を行っている路線は除く)。<>内は共同運行会社。
出典:wikipedia
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