けんちょう(「けんちょう煮」「けんちょう炊き」とも)は山口県の郷土料理の一つである精進料理。薄切り(銀杏切りが多いが、短冊切りの場合もある)の大根および人参と、崩した豆腐を油で一緒に炒め、醤油、みりん、日本酒、砂糖などで味付けして汁気がなくなるまで煮含めたもの。大根・人参と豆腐が基本の具材だが、具に油揚げ、さといも、こんにゃく、こぼうなどを入れたりすることも多い。また、干しシイタケなどだしの出るものを入れたり、味付けにだし汁(またはだしの素)を加えることも少なくない。鶏肉が加わることや、味噌仕立ての味付けとする地域もある。山口県のほぼ全域で食されている(逆に山口県外で目にする機会は少ないが、愛媛県にはけんちゃという類似料理がある)が、料理店等で供されることは少なく、大根が大量に出回る冬場の家庭料理の一つとされる。できあがり直後よりも、できあがってしばらくしたもの(一晩おいたものなど)を温め直したものの方が大根と豆腐に味がなじんで美味とされ、当地では季節になると大量に作って惣菜の一つとして食卓に上る機会も多い。けんちょうを汁気の多いまま仕上げて「けんちょう汁」として食す地域もある。全国的に知られている、けんちん汁とは具材も料理名の語感も類似しているが、両者の関連は不明(けんちん汁は神奈川県鎌倉が発祥とされている)。山口けんちょうマンは2009年に山口市物産事業者連絡協議会が公募した山口市の特産品アイデアをもとに創作された料理で、けんちょうを小麦粉と米粉で作られた皮で包んだ料理。山口市内の道の駅で販売されているほか、山口市内の学校給食のメニューとして上ることもある。
出典:wikipedia
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