テルアビブ・セントラル・バスステーションは、イスラエルのテルアビブにある主要なバス・ステーションである（1993年8月18日供用開始）。テルアビブ（新）セントラル・バスターミナルともいう。同市の南部に位置する。この駅には、エゲッドバス社、コネックス社、スーパーバス社（）、メトロポライン社（）の都市間（インターシティーバス）路線が乗り入れるほか、ダン社（）カヴィム社の市内・郊外線も乗り入れている。この駅は、世界でもっとも大きいバスステーションである。建物面積で230,000m²、敷地面積で44,000m²である。1967年12月14日に建設が始まったものの、建設業者の経済上の問題から建設途上で中断してしまった。約20年間の建設の中断の後の再開を経て1993年8月18日に開業した。なお最近、当初の計画（10階のオフィスビル部分を上部に立てるという）に基づいて、この駅を拡張するプランが持ち上がっている。7階に及ぶ利用者向けのショッピングモールがあること（29のエスカレーター、13の高速エレベーターを有する）、また1,000以上の店舗・レストランがあることが、特徴となっている。全7階の建物のうち、3フロアーのみがバスターミナルとして用いられている。メイン・エントランスは、4階の北・東側にある。4階の駅内からは都市内路線の一部が出発し、駅北側の建物外の Levinsky通り上からもローカル路線のいくつかが発着する。また、また、乗り合いタクシーも同階の駅東側の建物外から発着する。ほとんどの都市間バス路線は、6階の北（メイン）ウィングの出発ホールから出発する。7階部分（増築部分）は、北ウィングはグッシュ・ダン方面地元路線用、南ウィングはガリラヤ方面の都市間路線用となっている。この階の、両ウィングは、完全に分離されている。低層の2階部分（1階・2階）はもともと地元路線用の部分であったが、現在は事実上、放棄されている。3階・5階は、店舗用であり、半数以上が空きとなっている。このバスステーションは、イスラエル鉄道の、テルアビブ・ハハガナ駅（）の近くに立地するが、両者間は、直接には接続していない。ターミナルは、構造に問題があることで知られている。フローアのいくつかには、そこにたどり着くいくまでが難しく、 地図や建物内の案内がかけているため、建物内の移動は難しいとされる。このビルは、「よくないデザイン」の同意語となってしまっている。このセントラル・バス・ステーションの内部には、シナゴーグが設置されている。

出典:wikipedia