チェズレイ・サレンバーガー三世(Chesley Burnett "Sully" Sullenberger III、1951年1月23日 - )は、アメリカの元民間航空パイロット。 乗客乗員155人が乗ったUSエアウェイズ旅客機が両エンジン停止状態に陥った際、冷静な判断でハドソン川への不時着水を成功させた機長として知られている。妻と、ハドソン川の奇跡と呼ばれた事故当時16歳の長女と15歳の次女がいる。コロラド州の空軍士官学校を首席で卒業後、パデュー大学で産業心理学の修士号及びで行政学の修士号を取得した。1973年にアメリカ空軍に入隊し、1980年に退役。最終階級は空軍大尉。同年、USエアウェイズに入社。非常事態に対応するため心理学を学んだ。2009年1月15日、サレンバーガー機長はニューヨーク発シャーロット経由シアトル行きのUSエアウェイズ1549便で機長を務めていたが、同便は離陸直後にカナダガン数羽が左右のエンジンに飛び込んだバードストライクにより両エンジン停止という事態に陥った。サレンバーガー機長はこの状況に対し、ハドソン川に不時着水するという選択を採った。すぐに救助して貰えるよう船着き場の近くを選んでの着水だった。着水時に機体の破損がなかったことに加え、アテンダントによる適切な避難誘導、着水後の迅速な救助活動もあり、乗客乗員全員が無事脱出に成功し、犠牲者は1人も出なかった。着水に失敗した場合、機体が真っ二つに破断する可能性もあったことから、この事故は「ハドソン川の奇跡」と呼ばれ、サレンバーガー機長の冷静な判断と操縦技術が高く賞賛されることとなった。2009年1月16日、オバマ次期米大統領はサレンバーガー機長と電話で話し、「英雄的で立派な仕事ぶりを誰もが誇りに思っている」と称えた。サレンバーガー機長はオバマ大統領の就任式にも招待されることになった。就任式の前夜、サレンバーガー機長はレストラン「ハドソン」でフライドチキン(不時着水事故の原因であるバードストライクでは、ジェットエンジン内部で鳥は丸焼けとなる)によるディナーを摂った。2009年3月20日、出版社ウィリアム・モローによりサレンバーガーが2冊の自叙伝を執筆することが発表された。2009年10月1日、サレンバーガー機長は事故を起こしたUSエアウェイズ1549便と同じ路線で、操縦士として復帰した。副操縦士は事故当日と同じくジェフリー・スカイルズが担当し、不時着水と言う結果に終わった飛行を完遂させた。2010年3月3日、サレンバーガー機長はこの日のフライトを最後にパイロットを引退した。事故を映画化した2016年の映画『ハドソン川の奇跡』("Sully")では、トム・ハンクスがサレンバーガーを演じた。
出典:wikipedia
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