ルイス・デ・パブロ (Luis de Pablo, 1930年1月28日 - ) は、スペインの現代音楽の作曲家。彼はビルバオで生れ6歳からマドリッドに住み、12歳で作曲を始めた。彼はモーリス・オアナとマックス・ドイッチュに作曲のレッスンを受けたが、本質的には独学である。彼が1959年にダルムシュタット夏季現代音楽講習会に参加したことにより、彼の作品のいくつかがブーレーズとマデルナの元で演奏されることになった。スペインで彼は、いくつかの組織(Nueva Musica、Tiempo y Musica、Alea)を創立し、いくつかの現代音楽のコンサートシリーズを組織した。彼はスペイン国内、国外で教師としても活動している。映画音楽も手がけており、『ミツバチのささやき』(1973)『挑戦』(1969)などの音楽を担当した。彼が国際的な名声を確立したのは、ポストセリエルが終わり、前衛が停滞して以降だといわれるが、この指摘は間違っていない。彼の楽器法は世界的に見ても特殊な部類に入るが、複数の楽器の音色が常に混ぜ合わされた状態で提示されることが圧倒的に多い。個性を発揮し始めたのは、1970年代のピアノ協奏曲第一番、第二番あたりからになる。1980年代はダニエル・ケンジーのような演奏家に恵まれ、おそらくは世界で最初に書かれた「コントラバス・サクソフォンとオーケストラのための協奏曲<色彩>」の頃には、その作風の頂点を迎えることになった。1990年代以降は武満徹が評価したことも含めて、世界的に委嘱量が増えるが、断片的であったメロディーがストレートに歌われるなど創作態度は軟化した。但し「ピアノとオーケストラのための夢」ではクセナキスのような困難極まる同音連打を含むソリストの名人芸を多用しており、新鮮に聞こえる音色感覚の追求は健在である。古典的形式(たとえばタンゴ)をそのまま用いるなどの姿勢も増えたが、音場構成まで古典化しているとは限らないのが、彼の長所である。声楽作品にも強い。ツェルボーニ社がオフィシャルサイトを製作している。
出典:wikipedia
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