『GUITARHYTHM V』(ギタリズム・ファイブ)は、日本のミュージシャン、布袋寅泰の13枚目のアルバムである。「GUITARHYTHM」シリーズとしては、『GUITARHYTHM IV』以来15年ぶりのオリジナルアルバムである。当初、このアルバムを「GUITARHYTHM」の復活作にすることは全く考えていなかったという。前作『AMBIVALENT』に伴って行われたFUNKY PUNKY TOURにおいて「8ビートの封印」と「コンピューターを使用せず生のバンドサウンドの極限」を味わった反動から、「モダンなビート」「テクノロジー」をアルバムコンセプトとして突き詰めていき、そして最初に「SUNSHINE OF YOUR LOVE」のデモが完成した際、「この感じ、GUITARHYTHMかも・・・」と捉えたことが「GUITARHYTHM」再始動へのきっかけとなった。現在の何でも出来てしまうコンピューターを"オモチャ"として捉え、テクノロジーを駆使するのではなくマシンはマシンのままで良いという考えのもとで、「構築しない」をテーマにデジタル・ミュージックでありながら主張するものを目指して制作された。また「言葉のリズム」を本作の新たな挑戦としている。アルバムリリースに際してのインタビューでは「世の中のイメージである"ワイルドな布袋寅泰"にちょっと疲れてきたというか、本来の自分に戻りたかったというのがあったのかもしれない。これまで「GUITARHYTHM」という言葉を出すとどこか後ろめたい気持ちがあったし、過去に戻る気もなかった。でも今回久々に「GUITARHYTHM」を自分の中に灯したら、すごく楽になった。バンドだからBOØWYには帰れないけど、「GUITARHYTHM」には帰れたって感じ」と語っている。オリジナルアルバムとしては『SUPERSONIC GENERATION』以来、11年ぶりにチャート上でベスト5入りを獲得した。アルバム発売日に布袋はNHKのSONGSに出演している。アルバムリリースに際し、布袋は以下の一文を記している。同シリーズでは初の日本録音であり、コブクロの小渕健太郎や大沢伸一、KREVAなど数多くの日本のミュージシャンがゲスト参加している。レコーディングには約半年を費やしており、「『GUITARHYTHM II』は一ヶ月で全曲作ったけど、今回は半年もかけた(笑)」と布袋は語っている。全曲国内にてレコーディングされたが、マスタリングはロンドンにて行われた。布袋曰く「やっぱりロンドンに行かないと締まらなくて」とのこと。2009年2月18日にEMIミュージック・ジャパン/ヴァージンよりリリースされた。「GUITARHYTHM」再始動の第一弾として2008年にリリースされた『GUITARHYTHM BOX』には、本作の予告編CDが収録されている。また本作を特集した「別冊カドカワ」も発売された。アートディレクションをかつてGUITARHYTHMシリーズ全作に携わった永石勝が再び務めている。本作を受けてのツアーは『"GUITARHYTHM V TOUR"』と題し、2009年4月27日のウェルシティ東京を皮切りに20都市全22公演を行っている。ツアーに向けて新たにメインギター「TE-HT」のグラマラスモデルが製作された他、ツアーグッズとして「ZO-3」モデルのオリジナルギターが発売され、ステージ上でもアンコールのセッションで使用している。ツアーメンバーはレコーディングにも参加した岸利至、前回ツアーにも参加したスティーヴ エトウ、前年行われた東大寺での『SPECIAL LIVE-Fly Into Your Dream-』にも参加したナスノミツル、そしてザッカリー・アルフォードが『HOTEI ROCK THE FUTURE 2003-2004 DOBERMAN TOUR』以来5年ぶりに復帰した。ツアーファイナルである6月15日、6月16日のウェルシティ東京公演にはLOVEがゲストで登場、本作で参加した「BEAUTIFUL MONSTERS」にて共演を果たした。6月16日のみ「DANING WITH THE MOONLIGHT」でも共演している。ツアーの模様は、6月15日のウェルシティ東京公演を収めたライブDVD『GUITARHYTHM V TOUR』としてリリースされた。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。