『テレフォンショッキング』(英称:"TELEPHONE SHOCKING")は、フジテレビ系列の長寿バラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』の日替わりゲストトークコーナーであった。毎回、日替わりにゲスト(番組内では「テレフォンゲスト」と呼ぶ。以下同様)を番組に招き、司会の森田一義(タモリ)(以下タモリと記述)とトークを展開するコーナー。番組初回から最終回まで唯一一貫して放送されていた長寿コーナーであり、同番組の看板コーナーであった。初回(1982年10月4日・第1回)のテレフォンゲストには桜田淳子、最終回(2014年3月31日・第8054回)にはビートたけしを迎えた。当初、本コーナーに生出演したテレフォンゲストが「お友達紹介」として、次回(翌日、金曜日の場合は次週月曜日)に登場するテレフォンゲストを紹介し、電話で出演依頼を申し込むのがコンセプトであった。依頼を受けた次回のゲストとタモリの「明日来てくれるかな?」「いいとも!」のやりとりは番組放送当時の流行語となった。しかし、2012年4月9日放送分から「お友達紹介」及び「明日来てくれるかな?」「いいとも!」のやりとりは廃止され、タモリが次回のゲストを紹介し、電話を繋いで出演の最終確認をする形式に変更された。元々このコーナーは、司会のタモリが当時大ファンであった伊藤つかさに会うために、ゲストによる“友達の輪”を繋いでいき伊藤をテレフォンゲストに招くことを目的に始まった。伊藤は1985年7月8日にゲスト初出演を果たしている。『笑っていいとも!』立ち上げに際して、最初に決まったコーナーがこのコーナーであったとされる。タモリが休暇の場合は各曜日レギュラー陣の代表(リーダー)が代理で担当する。毎週日曜 10:00 - 11:45(JST)に放送がされていた『笑っていいとも!増刊号』では、ダイジェストとして5日間分すべてを扱うものの、内容は1テレフォンゲストにつき本放送で流れた部分を約2 - 3分程度に編集したものプラス、未公開トーク(本放送ではCM中の部分。画面上に「CM中」のテロップが出る)をあわせたものであった。毎年年末に放送されていた『笑っていいとも!特大号』では、1年間に当コーナーに出演したテレフォンゲストを紹介する「テレフォンショッキング総集編」のコーナーが放送されていた。テレフォンゲストは芸能人、タレントに留まらず、作家、歌手、スポーツ選手、芸術家、国会議員と多岐にわたる。このコーナーにも、多くの著名人が出演してきたが、裏番組や前後の番組(特に生放送)の出演者は(本コーナーのみならず『いいとも』自体に)原則出演できなかったほか、タモリがファンを公言する吉永小百合(女優)をはじめ、王貞治(元野球選手・監督、現福岡ソフトバンクホークス球団会長)、さだまさし(シンガーソングライター)、水谷豊(俳優・歌手)、などのような未出演に終わった著名人もいる(ただし、別コーナーには出演経験がある場合もある)。テレフォンアナウンサーとは本コーナーにおいて次のテレフォンゲストへの電話を繋げるため、コーナー中にカレンダーボード左手付近にいるアナウンサーのことで、フジテレビアナウンサーが担当する。相手先には本人が直接出る場合もあるが、所属事務所担当者など本人以外の人物が出る場合もあり、テレフォンアナウンサーは本人までの取次ぎを担当することになる。1987年10月5日のテレフォンアナウンサー登場以前は、スタッフの小林豊(現・テレビ静岡代表取締役社長)が「テレフォンディレクター・ブッチャー小林(後に「ぶーちゃん小林」に改称)」と名乗り、同様の役を担当していた。テレフォンアナウンサーについては、若年層向けのアナウンサーの担当だった。1987年10月の導入当初から曜日担当シフト制となっている。2010年10月4日(増刊号では10月10日)からは日替わり制を導入している。テレフォンゲストの呼び込みは、タモリが「昨日(先週金曜)の(前回のゲストの名前)さんからのご紹介、(当日のゲストの名前)さんです、どうぞ」(この際にはカレンダーボードで前回(昨日・先週)のテレフォンゲストの顔写真が映し出される)と述べてテレフォンゲストが画面右側の扉からスタジオに登場するという形式をとる。そして、テレフォンゲストの登場とともにタモリが席を立ってテレフォンゲストを招き入れ、その後、花輪の紹介に移る。テレフォンゲストへの当コーナーの出演祝いの花輪や祝電(電報)が番組に贈られることも多く、タモリが花輪を贈った個人名や会社名(企業名)などを1件ずつ述べたあと、テレフォンゲストとともに着席し、さらに届いていれば、電報や前回のテレフォンゲストからのメッセージを読み上げる。通常、花輪等は舞台正面奥かタモリの座る席の側に配置される。また、祝電や前回のテレフォンゲストがメッセージを書き込むメモパッドはタモリの座る位置に置かれている(祝電はタモリが読み上げた後にテレフォンゲストに渡される)。なお、贈られた花がスタジオに入りきらず、ロビーに並べ、それを放送することもある。月曜日『いいとも!』過去の日替わりコーナー、「ボーダーを着る女は95%モテない」にレギュラー出演をしていた、占い師ゲッターズ飯田が“テレフォンゲスト”に対して様々な手相や占いを行う。月曜日に不定期で行われる。『x/100アンケート』(ひゃくぶんのエックスアンケート)は、「タモリくじ」に代わって2012年1月9日放送分より開始された。「100分の1アンケート」と異なる点は、テレフォンゲストが自ら考えた質問に該当すると思う人数(100人中何人がスイッチを押すか)を予想し、スイッチを押した人数と一致すれば「特製デコタモストラップ」獲得となる。予想と1人差の場合も別のタモリストラップをもらうことができる。ただし、予想する人数は0人または100人は選択できない。また、1人と予想して0人だった場合はストラップをもらうことはできない。アンケート中に流れるBGMも、100分の1アンケートの時とは別のものに変更された。次回に出演するゲストは第1回の1982年10月4日放送から第7550回目の2012年4月6日放送までは「お友達紹介」の形式がとられていたが、第7551回目の2012年4月9日放送から29年半で初めて「次回のゲスト」として形式が改められた。タモリが「次回のゲスト」をモニターで紹介し、当日のゲストとのやり取りのあと「出演交渉」が行われる。一時期、テレフォンゲストが「お土産」と称してCMタイアップ商品や自身の作品などを持参し、タモリにプレゼントをしており、2008年12月を最後にいったんしなくなったが、2010年5月から断続的に再開している。『笑っていいとも!×イマつぶ』(わらっていいとも!かけるイマつぶ)は、2010年12月1日放送分からフジテレビの公式ミニブログ「イマつぶ」に視聴者から寄せられた質問や疑問などをテレフォンゲストに毎回、1つ投げ掛け答えてもらうコーナー。質問を読み上げるのは各曜日日替わりテレフォンアナウンサーがアップルMacintoshのノートパソコンを見て読み上げる。タモリとテレフォンゲストとのトーク後、CM明けに行われる。このコーナーの後にCMを挟んで「100分の1アンケート」と「お友達紹介」へ進む。2011年度下半期からは不定期で紹介されていた。『100分の1アンケート』(ひゃくぶんのいちアンケート)は、『テレフォンショッキング』内の前半トークの終了後、「お友達紹介」の前に行う、1コーナーである。開始当初は紹介前にCMを挟む形で行われていたが、近年ではそのままお友達紹介に流れるケースも出てきている。2001年7月23日放送から期間限定の夏休み特別企画として始まった同様のコーナー、「100人アンケート」が好評だったため、同年9月3日放送からレギュラー化されたものである。ただし、1人に該当するというものではなく、ゲストの気になることを観客にアンケートするものだった。それが2003年3月17日放送から春休み特別企画として「100分の1アンケート」となり、春休み期間の終了後も2003年4月7日放送からレギュラー化したもの。名が変わった後の内容は、スタジオ観客のうちランダムに選ばれた100人の女性がスイッチを持ち、ゲストがその100人中1人だけが該当する事柄を予想し、アンケートを行うものである。それに該当する観客がスイッチを押し、スイッチを押した人数が電光掲示板に表示される。その表示が1、つまりアンケート内容が1人だけに該当すれば成功というものである。ただし、アンケートのチャンスは1回のみとなっている。「100分の1アンケート」へ変わってからは、成功したゲストにいいとも!特製のタモリ人形がついた携帯ストラップ、通称「タモリストラップ」をプレゼントしている。このプレゼントは、春休み特別企画として始まったが、ゲスト達に好評だったため続いている。なお、このストラップは当コーナーでしか手に入らないオリジナルのもので、デザインは2代目(夏休みバージョンとして使われたもの)。2011年12月28日放送分を以って8年9か月続いた「100分の1」のコーナーは終了。『タモリくじ』は2012年1月5日放送分と1月6日放送分に実施されたコーナー。『くるっとペッタンボトル』は、2012年1月23日放送分から1月27日放送分まで実施されたコーナー。2012年1月16日から1月20日まで「曜日対抗いいともCUP」で行われていたゲームであり、水が半分程入ったペットボトルを回転させながら投げ、1発でペットボトルが立てば「特製デコタモストラップ」獲得となる。成功したゲストが出ず、短期間で終了し、次の回から「×/100アンケート」に変更。「お友達紹介」(おともだちしょうかい)は、「テレフォンショッキング」の出演ゲストが、コーナーの終盤に自身の友人・知人を紹介し、番組中に本人に電話連絡し、次回ゲストとして出演を依頼するもの。紹介された「お友達」はゲストと電話で簡単なやり取りをした後、タモリに替わり、次回ゲストへ出演依頼をする。テレフォンゲストとの電話のやり取りは「明日いいとも大丈夫ですか?」(金曜日には「来週月曜日」、年内最後の放送日には「来年1月○日」)と尋ね、「大丈夫です」とOKの返事が出るとタモリが「じゃぁ明日来てくれるかな?」と問いかけ、「いいとも!」の返答でコーナーを締めるのがお約束になっている。なお、紹介された本人が仕事などの都合で電話に出て直接返事をすることができない場合はマネージャーなどが代理で「いいとも!」と答えることになる。次回テレフォンゲストに電話をかけるのはテレフォンアナウンサーが行う場合と、テレフォンゲスト自ら行う場合がある。テレフォンゲスト自らが電話をかける場合、手の動きから電話番号が判別されないように「WA!」と書かれたプレート(照れ〈tel〉隠し)の後ろでプッシュボタンを押す。1995年10月2日からスタジオにパソコンを設置し、次回ゲストの顔と名前を表示する目的で使用している。テレフォンゲストが「お友達」に電話をし、タモリが自ら出演交渉を行うが、断られることは通常ない。ただしこの電話による出演依頼は通常、番組内の演出として行われており、実際は事前に出演が概ね決まっているとされている。また、フジテレビ系列の新番組の第1回放送日や、映画の公開日近くには、その出演者が「お友達」として呼ばれ、宣伝(プロモーション)も行うことが多々ある。しかし、コーナー開始当初は、スケジュールの都合で番組中に出演を断られ、別の友達が紹介されることも珍しくなかった。芸能人・有名人の友達の都合がつかず、一般人が出演したこともある。2013年暮れに『週刊文春』(2014年1月2日・9日新年特大号)の企画で阿川佐和子とタモリの対談が実現しこの演出について語られた。本コーナー出演経験者でもある阿川からの「あれって最初の頃は本当にいきなり友達に電話してたんですか?」との問いに「さすがにそう、上手くはいきません(笑)」と返し、生電話が演出に過ぎないことを自ら明かした。さらに阿川は、出演した際には次に繋げる友人を2、30人挙げるよう頼まれ、必死で絞り出したと振り返り、「お友達紹介」は、ゲストと何らかの繋がりがある著名人を、スタッフが本人の意見を参考に声をかけ、予定の合う人物にアポ取りを済ましていたことも明らかにされた(ただし、このアポ取りも大変で、タモリは「ずっと長年、スケジュール調整を担当しているスタッフがいるんだけど、候補が20人いても30人いても全部駄目ということが再三あったみたいですね」とスタッフ陣の苦労を語った。なお、出演の連絡から出演当日までは「1週間弱」程度しかなかったそうで、「明日」ではなかったものの、「お友達紹介」はスタッフの奔走なしでは短時間で実現し得なかったことが明かされた)。留守もしくは留守電のため電話が繋がらなかったケースなどもある。携帯電話の普及前には移動中のタレントの新幹線車内への電話の取り次ぎ等で時間中に間に合わないケース、携帯電話では番号非通知着信拒否設定を解除していなかったため電話が繋がらないというケースもある。相手が何らかの理由で電話が通じないもしくは切れる場合にはCM明けに再連絡となる。なお、「テレフォンショッキング」の終了後当日のゲストはカレンダーボードの写真撮影を行う。1982年11月17日から1987年頃まで、登場後のテレフォンゲストが既成フレーズの「友達の友達はみな友達だ、世界に広げよう友達の輪、輪っ!」を全て言い、タモリと客席が最後の「輪っ!」で参加するものであった。ポーズとしては最後の「輪っ!」のところで、腕を伸ばして頭上で両手の中指をくっつけて「○」になるような輪を作り、タモリと観客とが一緒に行っていた。また、「輪っ!」のポーズは、「お友達紹介」の際にテレフォンゲストが自ら電話をかけていた頃に使っていた「TEL(テレ)隠し」と呼ばれる手元隠しのプラスチック製カバーにも描かれていた。(「輪っ!」のポーズを取る両手の真ん中に「WA!」という文字があった)後期になるとフレーズをそのまま言うのではなく、ゲストの持ち歌や好きな歌の歌詞をフレーズに置き換えて歌うようになった。テレフォンゲストが舞台告知などの宣伝ポスターを持ってきた時は、タモリが「おーいこれ貼っといて頂戴」と言うと、いいとも青年隊もしくは少女隊(開始当初 - 2000年3月までは番組スタッフ)がセット袖から登場し、セット後ろの壁面にポスターを貼る。2013年から宣伝ポスターは廃止された。2012年1月放送分より随時、不定期で放送開始。○○○○には“テレフォンゲスト”の氏名が入る。※出典の一部:月刊TVガイド2014年4月号特集記事「ありがとう、タモリさん さようなら、いいとも〜『笑っていいとも!』は永久に不滅です!」(188-190頁)いずれも1983年。日付の古い順に記載。
出典:wikipedia
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