『アベノ橋魔法☆商店街』(アベノばし まほうしょうてんがい)は、ガイナックスが制作した日本のテレビアニメ作品。2002年4月よりCS放送キッズステーション、他で放送。全13話。再放送も行われた。2002年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞。ラジオ大阪、ラジオ日本などで、『ラジオアベノ橋魔法☆商店街』を放送。漫画作品は、『月刊アフタヌーン』にて鶴田謙二が、『月刊マガジンZ』にて出口竜正が連載した。また、角川スニーカー文庫から、あかほりさとるによる小説版が発行された。夏休みのある日、大阪の下町、アベノ橋商店街の風呂屋を営んでいたサッシの家は再開発で取り壊され、幼馴染のあるみ一家も北海道に引っ越すことを検討していた。そんな中、二人はお互いの店に商店街の四方を護る四神獣が奉られていることを知ったが、四神獣の最後の1つであるみの店のシンボルだった「ペリカン」が事故で壊れてしまう。いよいよ立ち退きが決まったその夜、奇怪な出来事が起こりはじめた。各話の世界観や登場人物の設定、登場するモンスター・メカなど、それぞれ各話を参照。次回予告は、吉本興業で台本作家を務めた経験を持ち、本作品で大阪弁およびコメディ部分の監修を担当した作家、田中哲弥がシナリオを執筆した。最終回は地上波版(後番組『魔法遊戯 飛び出す!!ハナマル大冒険』の映像を使用)と、キッズステーション版(1話からリピート再放送することを前提に第1話の映像を使用)の2種類が制作された。本作品は、1990年前後にゲームクリエーターの赤井孝美が企画したデジタルノベル向けの原作として、北欧ノルウェーを舞台に、少年魔法使いの成長をテーマに山賀博之が執筆した未発表の脚本『ウィザード』が下敷きとなっている。脚本は作品化されないままお蔵入りとなっていたが、赤井によれば、本作品の制作にあたって山賀が赤井の許諾を得てテレビアニメの企画に転用。あかほりさとるを招いて脚本の再構成を行った結果、物語の舞台も内容も大きく姿を変えて作品となった。一応のストーリーは存在するが、明確にストーリー性が表に出るのは第1話や最終話など一部にとどまり、多くは主要キャラクターの配置を固定して各話ごとに異なる世界を用意する手法でスラップスティック劇が展開され、過去の著名なアニメや映画、ゲームなど、さまざまなジャンルの作品のパロディが大量に取り込まれた。ガイナックスで同時期に制作していた『まほろまてぃっく』のプロデューサー、佐藤裕紀(ガイナックス取締役)によれば、監督の山賀らが決めた「キャラクター固定」のコンセプトを元に、各話ごとに作画監督が自由に演出し、製作者(アニメーター)のそれぞれの技量を前面に出す考えで制作した。劇中に取り込まれたパロディの質と量は過剰といえるほど激しく、制作段階から内部で議論を呼んだ。特に恋愛シミュレーションゲームを題材にした8話「ときめけ! アベノ橋☆学園商店街」の台本では、金月真美(『ときめきメモリアル』藤崎詩織役)が演じるゲストヒロインのキャラクター名を「しおりん」(放送時には「しおたん」に修正)とするなど、モチーフとした作品との類似性が極めて高かった。主演のサエキトモと松岡由貴によると、アフレコ時になってキングレコード側がこうした内容を問題視したため、作業を中断して長時間の協議を行った上で、キャラクター名を修正して収録し直すことになった。金月はレギュラーとしてあるみの母親(朝比奈文子)役でも出演しているが、あるみ役の松岡によれば、キャスティングの段階で藤崎詩織をモチーフとしたゲストヒロインとして金月を登場させることを前提として決められた。2010年8月よりビスティからパチスロ機が導入。ペンタグラムシステムを搭載。なおエヴァンゲリオンシリーズ(パチスロ)と同様の演出が発生することがある。
出典:wikipedia
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