笹倉 鉄平(ささくら てっぺい、1954年11月7日 - )は、兵庫県出身の画家。「光の情景画家」と称され、様々な表情の光があふれる画風は、写実的でありながらも想像性に富み、"心が安らぐ"絵として、老若男女幅広いファン層を持ち、多くの支持を得ている。 また、画家デビュー以来、180作品以上の版画作品をはじめ、画集、詩画集、版画集、DVD作品集等が出版され、ポスターやポストカード、ジグソーパズル、カレンダー等のアートグッズも高い人気を保持し現在に至っている。また、デビューから27年以上に渡り毎年、全国有名百貨店での個展・展覧会を多数開催、近年では、フランス、中国、イタリア等での展覧会も成功を収め、日本の良さや日本人の優しさ・美意識等を、美しい情景画として表現し海外へ伝えている。笹倉鉄平は、欧州を中心に旅へと出かけ、日本人の目と美意識を通して得る旅先での抒情を、胸中に湧く感動や想いと共に、郷愁・憧憬を交えて描き出している。絵の鑑賞者が、行ったことも見たことも無い風景であっても、どこか懐かしく切ないような感覚を持ち、癒され、そこに希望の兆しまでも感じられるのは、笹倉の独自の目線あってのことだ。水面に映える光のきらめき、宵の空で微笑む三日月、暮れる広場で憩う人々の笑顔、緑陰を渡る風、限りなく優しい雨や不思議と温かく感じる雪―――笹倉鉄平の描く情景は、どこで何を描いた作品であっても、観る人の心に、甘やかな憂愁や優しく心安らぐ温もりを呼び起こす。そこに在るのは難解な芸術性ではなく、日々の生活にあって、見過ごしてしまいがちな"小さな幸せ"の数々と物語性であり、鑑賞者と作品の間にゆったりとした対話の時間をもたらすのである。美大卒業直後から、デザイナー/イラストレーターとして10年以上活躍。そして、1987年より2年間続いた、毎日新聞カラー日曜版のドイツ・フランスの風景画の連載で人気を博したことを機に、画家へと転身。35歳での画家への転向という大きな節目で、笹倉鉄平に大きな勇気と力をもたらしたものが、上記連載中にもらった読者からの沢山のファンレターであったと云う。広告・出版という世界に身を置いた経歴、上記新聞連載での読者からの直接の応援の声・感想の数々・・・若い時代の、そういったマス(大衆)との関わり方や、常に"観る側へ想いを伝える"ことを意識した経験など、職業上での回り道をしたことが、笹倉鉄平の絵画への姿勢を特徴づけることとなった。その来歴こそが、気負いも気取りも無い独自の画風や、難解さの無いピュアな表現による世界観の構築に、良い形で働いているのかもしれない。つまり、画家としての自己表現/自己実現よりも・・・絵を観る人に楽しんでもらいたい、絵の中で希望の光を感じ安らいでもらいたい、自身が感じた心温もる感動を伝えたい、といった"鑑賞者に対する想い"だけは絶対に譲れないモチベーションとして、画家の核の部分に常に存在しているらしい。そんな絵であるからこそ、"心が安らぐ光の絵画"として、老若男女幅広いファンから長い年月に渡り支持を獲得しているのだ。笹倉鉄平の画家としての信条は、「絵で人を楽しませ続けたい」とのこと。その為に、どんな"光"がどう表現されてゆくのか・・・画家のチャレンジの毎日から生み出される優しい"光の情景"は、今後も観る人々の心の何処かに、温かい灯を燈し続けてゆくのだろう。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。