ナイスパス(Nice Pass)は、遠州鉄道の電車・バス双方で共通に使える、非接触ICカード "FeliCa" を媒体とした乗車カードである。名称は、New Intelligence Card of Entetsu Personal And Smart Systemに由来する。システム構築は遠鉄システムサービスが担当。鉄道・バス共通の本格的なIC乗車カードとしては日本国内で初めてとなった。※太字は前身のEG1CARDの時代から実施されているもの。一般カードを除き、すべて記名式である。学生カード・小児カード・障害者カードは有効期限がある。遠州鉄道では、SF残高を増やすことを入金・積増(積み増し)・チャージと呼ぶ。以下に一回に入金できる入金額一覧とプレミアを示す。なお、一般は一般カード・障害者カードを、学生は学生カード・小児カードを示す。かつてのETカードでの販売の凡例なお、ナイスパスの券面には入金可能額の上限は記載されていないが、4回分までの入金が可能である。"オートチャージについては後述。"また、#利用履歴も参照。"入金は前述の通りだが、バスの運賃箱にて乗務員への申告なしに入金できる。鉄道線は現在は有人駅・無人駅とも全駅にナイスパス対応自動券売機が1台以上設置されているため、そちらでの入金が可能である。以前より全駅に自動券売機は設置されていたものの、当初はナイスパス非対応券売機のみだったため、無人駅を含む全駅に入金機が設置されていた。この他、バスターミナル設置の入金機、車掌や臨時バス係員などが携帯する端末、遠州鉄道各窓口などでも入金できる。履歴確認は窓口の他に、上記のうち運賃箱・券売機にて可能。印字は窓口の他に、上記のうち券売機・入金機・時刻表印刷端末にて可能。オフラインで履歴を確認する場合には、最後の20件分が確認できる。また、一般のICカード乗車券では定期券区間・期間内の利用では履歴が出ないことが多いが、それも表示・印字される点が特筆できる。「日付・(おおよその)時刻 車輛ナンバー 乗車バス停 降車バス停 精算額 残高」が印字される。バス停は全角で5.5文字まで印字され、例えば「浜名湖パルパル」は「浜名湖パル」と「パの左半分」と表示される。「日付・おおよその時刻(10分単位) 乗車駅 運賃 降車駅 残額」の順で印字される。2009年9月1日、Suica・PASMO・nimocaに続き、日本の鉄道用ICカードで4番目にオートチャージサービスを開始した。また、日本のバスに於いては初めてのオートチャージサービスである。但し、オートチャージ元はえんてつカード(クレジットカード機能付き)のみである。記念カードはデポジットはかからない。また定期券を付加したり記名式にしたりすることは出来ない。ナイスパスエコポイントサービスはかつて遠州鉄道が実施していたICカードのポイントサービスである。政府エコポイントが登場した末期は区別するためにナイスパスエコポイント(サービス)とも呼称していたが、基本的にエコポイント(サービス)と呼称していた。2005年1月?にサービス開始。当初は以下のサービスであった。なお、公式サイトにてカード番号の入力によりエコポイント残高を確認出来るが、その際にはCO2削減量が案内される。その後、2008年9月1日より遠鉄グループ各社のポイントサービスが統合され、えんてつポイントに移行されることとなり、エコポイントもえんてつポイントへ移行した。手続きは2008年9月1日からの受付で、ナイスパスとえんてつカードを共に遠州鉄道の窓口に提出することによりナイスパスによるえんてつポイントサービスを受けることが出来る。また、オートチャージも同時に設定が出来る。この操作によりエコポイントはえんてつポイントに自動的に引き継がれる。なお、えんてつポイントは1ポイント単位のため、積算時には1ポイント単位となっているが、計算上は従来通り0.1ポイント単位で行われており、100円未満の端数も累計額が100円に達した時点で1ポイントとなる。えんてつポイントサービス開始に伴いエコポイントサービスは2008年12月31日を以て終了となった。えんてつポイントに移行しなかった場合の2009年1月1日以降の取り扱いは以下の通り。ちなみに、サービスが終了した2008年取得のエコポイントが2011年末で消滅するため、これにより名実共にサービスが終了する。また、現在はウェブサイト上やバスターミナルの端末にてエコポイントが確認出来るが、2012年以降に変動が起こることが予測される。ここでは、「ナイスパス定期券」および前身の紙製の定期券の時代も含む遠州鉄道(電車・バス)の定期券全般について解説する。駅や停留所名の印字は、4文字までのため5文字以上のバス停や駅については略称で印字される。定期券の場合は、年齢、名前、性別、生年月日、使用期限が印字される。通学定期に限りオプションで下記の2種類を選択でき、下記の両者とも組み合わせることが出来る。1999年2月1日(シルバーワイドフリーのみ2000年9月)に販売を開始した。定期券の上限運賃と銘打って導入したこともあり、ワイドフリー定期券より高額となる定期券は自動的にワイドフリー定期券となる。1971年4月1日に発売を開始した、遠鉄電車と遠鉄バスを乗り継ぐ定期券である。当初は無割引だったが、1979年12月21日より遠鉄電車分と遠鉄バス分ともに相互に5%引きとなっている。鶴見富塚じゅんかんなど、循環路線を一周する定期である。浜松駅経由で他の路線のバス停を発着にすることも出来る。券面は、(乗車バス停)⇔●●・循と表示される。SFのみで使用しているナイスパスであってもカードを交換することなしに定期券機能を付加することができる。2005年1月20日のナイスパス定期券発行開始以降、遠鉄では電車・バスとも定期券をナイスパスに統一しており、紙製の定期券は姿を消している。バスについては、定期券区間内を結ぶ全ての路線の途中バス停で途中下車が出来る。また、経路変更やバス停分割により別のバス停となったバス停は同じバス停として計算される。以下に例を示す定期券は、遠州鉄道各窓口で発行することが出来、鉄道駅でバスのみの定期券を発行することや、バスの窓口で鉄道線のみの定期券を発行することも出来る。定期券の更新は、従来は遠州鉄道各窓口のみであったが、バスのみの定期券を含め2009年頃より一部鉄道駅の自動券売機でも出来るようになった。通常は、自動券売機で更新できる場合でも通勤定期のみの扱いとなり通学定期は窓口となるが、通学定期でもその学生ナイスパスの有効期限内であれば券売機で更新できることが特筆できる。自動券売機による定期更新の際には、使用開始日・期間(学期定期含む)・種類(平日定期または全日定期)を選択(変更)することが出来る。ただし、区間の変更や個人情報の変更は出来ないため、その場合は窓口となる。裏面には「当社が別に定めた他社でもご利用いただけます。」との文言があるが、他社のICカード乗車券との相互利用の計画はない。なお、遠鉄タクシーでは浜名線入出系統をはじめとする遠鉄バスから路線移管を受けたバス路線の一部に限りナイスパスの使用が可能である。また、e-wingの一部移管を受けた浜松観光バスではe-wing自体がナイスパスでの乗車ができないためナイスパスの利用は不可能であるものの遠州鉄道所属車両同様ナイスパス対応運賃箱が搭載されていたが、同社は2015年1月1日付で遠州鉄道に合併している。また現段階では、グループの遠鉄百貨店・遠鉄ストアなどとの相互利用や電子マネー化の予定はないが、そもそも現状では不可能である。これは前払式証票の規制等に関する法律に定める申請などの手続きをとっておらず、あくまで乗車券という位置づけとしているためである。なお、現行のナイスパスの裏面に店舗などで利用可能な旨の文言はない。一方で2015年度には遠鉄グループおよび全国の取扱店で利用可能なVISAプリペイドカードとしてえんてつカードのポイント専用カードの後継という位置付けでEPiCAを導入した。なおナイスパスへの入金時にはプレミアムが上乗せされるため、仮に他社局との相互利用や電子マネー化を行う場合はこの問題を解決する必要がある。遠鉄グループでは2015年より、VISAデビット機能をもつ事前チャージ方式の電子マネー「EPiCA」(エピカ)の発行を開始した。浜松市ナイスパス(はままつしないすぱす)とは、浜松市が発行するナイスパスを指す。一般カード・障害者カードには浜松市発行のタイプもあり、券面のデザインが遠鉄発行のものと異なるほか、所定の金額がストアードフェアで毎年度交付される。これは従来、磁気カード(ETカードと同じ方式)で交付されていた高齢者・障害者用の電車・バス利用カードを代替するものである。なお、交付されたSF金額は、年度末(翌年3月末日)まで有効である。EG1CARD(いーじーわんかーど)は、ナイスパスの前身である。利用者から返却されたナイスパスは前述した記念カードなどにリサイクルカードとして用いられる他、表面を削りリライト不能なカードとして再印刷されたリユースカードとして遠州鉄道の社員食堂やラウンジカードで利用出来る電子マネーカードに用いられる。こちらは無記名式・無デポジット・無プレミアであり、社員食堂内などに設置されている自動発行機で発行や入金、返却が出来る。
出典:wikipedia
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