LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

ジム・クゥエル

ジム・クゥエル("GM QUEL") は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」の一つ。初出は、1991年に発売されたOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』。作中の軍事勢力の一つである地球連邦軍特殊部隊「ティターンズ」の量産機で、「ジム・カスタム」の改修型。「ティターンズカラー」と呼ばれる黒と濃紺の機体色が特徴で、『0083』より未来の時代を描いた『機動戦士Ζガンダム』の前半主役機「ガンダムMk-II」に通じる形状と機構を持つ。『0083』のエピローグでわずかに登場するのみで、活躍シーンはない。メカニックデザインはカトキハジメ。当記事では、雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場する本機をベースとした試作実験機群の解説も記述する。ジオン公国軍残党の掃討やスペースコロニー内での治安維持任務用に配備された、ティターンズ初期の主力機。基本構造はオーガスタ製の機体RX-78NT-1の量産型でデラーズ紛争期にエースパイロット向けに配備されたジム・カスタムをベースとしているが、開発は戦後接収した公国軍の施設や兵器等から入手したテクノロジーを排除した純粋な連邦軍技術のみによって行われた。これは地球至上主義を掲げるティターンズでの運用が前提とされていたためであり、設計のみならず各機体の製造自体も旧ジオニック社の技術者が多く在籍するアナハイム・エレクトロニクス社など民間企業の協力を介さず、ルナツー工廠内で独自に行われた。宇宙世紀0083年のティターンズ設立計画書によれば、そもそもはオーガスタ研究所で開発されて宇宙世紀0084年に地球連邦軍の各部隊に配備予定であったものを、前倒しでティターンズに配備し、専用機として運用することとなった。機体名称の「Quel」には「鎮圧する」という意味と共に「地球の法と権限を行使する(Qualified to Use Earthly Law 又は QUalified to Enforce the (Earth) Law)」という意味が込められているとされる。その運用目的から対人制圧戦に重点が置かれており、センサー性能の向上が行われている。頭部センサーの改良に加え、脛部には対地マルチセンサーが追加された。左胸部にも新たにセンサーが設置されている。また、ジム・カスタムに比べて量産性や稼働率を向上させると同時に、信頼性を失わない程度の新規技術が投入されている。比較的加重の負担が少ない腕部構造に限定し、後のムーバブルフレームの前身的機構が試験的に採用されている。胸部複合インテーク・ダクトおよびバックパックは、ジム・カスタムと同じくオーガスタ系ガンダムである『ガンダムNT-1』に準ずる形状のものが設置されている。コクピットは宇宙世紀0084年時点では従来型だが、宇宙世紀0085年時点でリニアシート式に換装された機体が存在する。ジムのバリエーション機のほとんどが白系統の塗装であるのに対し、本機はティターンズカラーである黒系統の塗装が施されている(例外としてコンペイトウ所属の連邦軍仕様の機体は、ジム改と同様の塗装が施されている)。ティターンズテストチームに配備されたうちの1機は、ガンダムヘッドの装備や強化パーツの追加・パーツ交換などの改造が施され、実験機RX-121ガンダムTR-1[ヘイズル]として用いられた。ガンダムヘッドに改修しただけの予備機もあり、こちらも後日改修を受けてRX-121-2の型式番号を得たガンダムTR-1[ヘイズル2号機]となった。先述の腹部コクピットハッチの他、額中央、頭部側面インテーク、胸部左に増設されたセンサーなどに、後のRX-178 ガンダムMk-IIへと繋がる意匠が認められる。同じく連邦系の技術だけで作られたジムII同様、グリプス戦役時にはすでに旧式化し、第一線を退いていた。OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』では、ラストシーンに新たに結成されたバスク・オム率いるエリート部隊ティターンズの戦力として登場する。また、劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』では警備を行っているシーンなどがある。劇場版『Ζ』に登場のものはティターンズカラーのガンダムMk-IIに準じた塗装になっており、ガンダムMk-IIと同型のバックパックを装着した機体も登場する。なお、いずれも止め画かそれに近い状態で、これといった活躍はしていない。プラモデル 1/100 マスターグレードモデルに添付されたインスト掲載のエピソードでは、エアーズ市におけるMSを持ち出した過激な労働組合の闘争行動を瞬時に鎮圧している。その事件を描いた漫画『GUNDAM LEGACY』にはフォルド・ロムフェロー大尉の搭乗機として本機が登場しており、ザクII F2型のザクマシンガンの直撃をシールドで防ぎきっている。雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』では、下記のガンダムTR-1[ヘイズル]のベースとなっている他、後に2号機となる予備機が配備されていた。また、コンペイトウ方面軍の一般部隊用の機体として通常のジムと同様の赤と白のカラーリングが施された機体が登場している。続編雑誌企画『A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』では、火星に流れ着いたティターンズの残党が所持していた機体を火星のジオン残党組織レジオンに譲渡。ある程度MS配備にめどがついた後は、アリシア・ザビによる反逆した兵士の復帰を賭けたデスゲーム「ウサギ狩り」の搭乗MSに使用(制限時間生き残れば復帰の権利を得るが、実質なぶり殺しの標的)される。このため、火星の地表には本機の残骸が散らばっている。劇中のゲームでは、アリシア親衛隊所属のガンダムTR-6[キハールII]による連携攻撃によって玩具にされるが、一瞬の隙を突いて反撃、人質を取りゲームクリア目前となるが、最後はアリシア操縦のガンダムTR-6[リハイゼ]に破壊されている。他に反乱兵がレジオンから奪い、頭部をガンダムタイプにして使用している機体が登場している。漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、民間軍事会社「テミス」に払い下げられており、同社所属機としてコンペイトウ駐留部隊の機体に類似したカラーリング(肩アーマーが赤)の機体が登場している(「テミス」のエンブレム・マーキングを外した機体も存在する)。雑誌企画『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』では、反ティターンズ組織「ケラウノス」追撃部隊の機体として登場している(ヒューイット・ライネス大尉機とオビノ少尉機。オビノ機大破後はアーネスト・マクガイア少尉機が補充)。漫画『ガンダムEXA』では、脱走したゼロ・ムラサメ追跡のためにジェリド・メサ、カクリコン・カクーラー、エマ・シーンの3人が本機に搭乗している。機体デザインはカトキハジメ。本機は『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の最終話が発売される前に劇場版が公開されることが決まり、本編の原画が描かれた後に設定画が起こされるという特殊な例となった。そのため、原画と設定画で形状の一部相違が見られる(原画ではヒジ関節部がマルイチモールド。脚部は系列機ジム・カスタム同様、膝にスラスター、足首上の対地マルチセンサーの欠如など)。また、プラモデル「1/100 マスターグレード ジム・クゥエル」の製作に伴って新たに設定画が描き起こされた際、当初の設定画とは全体的に印象が異なる直線的なイメージへ変更されており、特にランドセルに関しては、各部のバランスがリデザインされている(先に発売されたガンダムNT-1の金型を一部流用してのキット化という事情も重なり、デザインの統合性を重視しなければいけなかった)。カラーリングに関しても当初の灰色と黒の組み合わせから、ガンダムMk-IIを意識した濃紺中心の組み合わせへと変更されている。雑誌企画『A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に登場。ティターンズ残党がレジオンに合流した際に持ち込んだジム・クゥエルを、元ティターンズ兵が武装蜂起した際に奪取し、予備パーツとして残っていたガンダムTR-1の頭部に差し替えた機体。性能は頭部を変更しただけなので、ジム・クゥエルと変化はない。以下は雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場する、ジム・クゥエルをベースに開発された試作実験MS、およびその関連機である。本機は、宇宙世紀0084年にティターンズがMSの最新技術を評価するため、コンペイトウ工廠にて作製した実験機である。それと同時に、一年戦争の活躍により伝説的名機となったガンダムを模したタイプの頭部を装着することによる友軍および敵軍(特にジオン残党軍)への心理的影響、さらにはその存在自体が戦局に与える効果の検証も目的としている。ベース機としては信頼性が高くティターンズ専用機として各部隊に配備されており、メンテナンス時のパーツの互換性の高いことからジム・クゥエルが選出された。その結果、開発期間の大幅な短縮にも繋がることとなり、各部に換装された強化パーツによって、ガンダムタイプMSにも匹敵する高性能機として完成した。ベース機に対して高性能である反面、機体特性や操作性が大きく異なっており、その機体性能を遺憾なく発揮するためには高度な操作技術を要する。また、オプションパーツを装着・換装することにより、様々なミッションに対応可能である。頭部ユニットはデュアルセンサーとV字型のマルチブレードアンテナを装備した、いわゆるガンダムヘッドに換装されている。特にセンサー能力の向上が図られ、頭頂部には強襲形態時の視界を確保するため、全周に渡ってセンサーが設置されている。それらのスペースの関係から頭部60mmバルカン砲は廃止されているが、ガンダムMk-IIと同型のバルカンポッドを装備可能である。胸部は胴体とバックパックを繋ぐ形で、補助アクチュエーター・ユニットに換装されている。これは肩関節の動きを補助するもので、これにより肩関節の強度は大幅に増大することとなった。この部分はジム・クゥエルでは複合インテーク・ダクトが設けられていたため、排気性能はやや低下している。内側は多目的スペースとなっており、使用目的に応じて換装が可能である。脚部は熱核ロケットエンジンを内蔵した強化パーツに換装されている。一般的なMSでは後部にのみスラスターが設置される場合が多いが、本機は高い推力を有するため、逆噴射による制動用のニー(膝)・スラスターとが前部にも設置されている。脚部左右にはプロペラントが内蔵されている。また、オプション兵装時などの重量増加に対応するため、足首関節部のアクチュエーターが強化された。それらを保護する目的で、アンクル・ジョイントは大型化している。新たに換装されたバックパックには可動式ブースターポッドが接続されている。アームにより接続されているため、可動することでAMBACユニットとしてもベクタード・スラスターとしても機能する。次世代を見据えたハイブリッドタイプの試作熱核融合炉が搭載されており、熱核ジェット・エンジン兼ジェネレーターとしても機能する。大気圏内では熱核ジェットエンジンの前面シャッターが開き、エアインテークとなる。下部のハッチにはサブスラスターを内蔵する。上部にはマウント・ラッチが設置されている。リアアーマーは推進力向上のため、ガンダムNT-1のチョバムアーマーを改良したものに換装されている。上記のTRシリーズ共通新型ジェネレーターの中身は、ムック6巻解説では「TOP SECRET」となっており、詳細不明であった。しかし、連載終了時の藤岡建機のコメントイラストでは、藤岡も関わったゲーム『メダロット』のメダルが封入されているものが描かれた。ジオン残党軍駆る改造MS 「シュトゥッツァー・シリーズ」との交戦で甚大な損傷を被った[ヘイズル]を、母艦アスワンに保管されていた予備部品とコンペイトウ配備のジム・クゥエルのパーツを用いて修復、強化した機体。一部を除き改修前と形状の変化は無いが、これまでの実動データおよび開発ノウハウからのフィードバックを受けて各パーツ間のマッチングが練り直され、実質上全くの別機体として生まれ変わっている。部材の再構成によって機体は改修前より軽量化され、約10%のスラスター出力強化によって総合的な機動性、運動性はさらに向上している。インターフェイス面も大幅に刷新され、コクピットには全天周モニター、リニアシートを本格的に導入。オペレーションシステムもバージョンアップが成され、操作性、反応速度共に格段に向上した。胸部コクピットブロックと腰部センターアーマーは、初代[ヘイズル]との数少ない外見的差異となっている。腰部センターアーマーは前方にスライドし、そこに様々なオプション兵装の評価試験のための多目的ラッチが増設される。[ヘイズル]のオプション兵装は初期プランの実験をほぼ完了していたが、この改修によって実験プランは大幅に見直され、それまで以上の様々な形態をとることが可能となっている。武装は[ヘイズル]に準ずるが、各種オプション兵装の追加によりこれまで以上に多彩な武装を利用することが可能である。なお、シールド・ブースターは損傷時全て喪失したため、新規供給されるまでは一般のジム用シールドで代用していた(供給後も任務に応じて使用されるケースも多かった)。本機の改修に先立って改装された[ヘイズル2号機]にRX-121-2の型式番号が付与されたことに伴い、本機の型式番号もRX-121からRX-121-1へと移行されることとなった。なお、改修期間が僅か数日という異例の短期間であったために機体の塗装が間に合わず、一定期間は大部分の装甲の地色を晒したライトグレーの状態で運用されていた。後のグリプス戦役勃発に合わせ実戦配備が決定すると、本格的なティターンズ正規カラーへと塗り変えられている。エリアルド、マーフィーの両名がギャプランTR-5に乗り換えた後劇中で描写が無いため、最終的な機体状況ならびに所在は不明である。劇場版『機動戦士Zガンダム』DVD追加カットでは、ゼダンの門に配備された実戦配備カラーが1機確認できる。本機はT3部隊での評価試験を経て、ゼダンの門やコンペイトウ守備隊にも配備された。主力量産機としての配備数ではバーザムの後塵を拝したとされる。元々本機は母艦アスワンにストックされた[ヘイズル]の補修、交換用パーツを組み立てて造り上げられた予備機で、頭部前面をデュアル・アイ・センサー式のガンダムフェイスに変更している以外は普通のジム・クゥエルと全く同一の機体だった。後にティターンズ・テスト・チーム(以下、T3部隊)パイロット、エリアルド・ハンター中尉の搭乗機ジム改高機動型の中破を機に、新たに彼の乗機として改修が施された。これに伴い軍のデータベースに再登録が行われ、RX-121-2の型式番号が与えられた。改修点はまず頭頂部全面を1号機と同一の多面形センサーに換装。なお後頭部はジム・クゥエルそのものであるため、左後部のロッドアンテナはそのまま残されている。肩部にも1号機と同じ補助アクチュエーター・ユニットが増設された。背部にはかねてより試験予定であった試作型バックパック「トライ・ブースター・ユニット」が装着されている。トライ・ブースターはシールド・ブースター以外のもう一つの機動力強化オプションの一つとして設計された強襲戦用ユニットで、バックパック左右に配置された2基の可動式ユニバーサル・スラスター・ポッドと、後部の大容量プロペラントタンクを兼ねたテール状シュツルム・ブースターで構成される高機動型装備である。ユニバーサル・ポッドはバックパックと接続される可動フレームによって自在に推力方向を変化させることが可能で、ポッド自体の質量移動を活かしたAMBACシステムとしての機能も有する。その鋭角的かつトリッキーな挙動は、模擬戦、実戦を問わず良好な性能を示したが、同時に数々の欠点も表面化させていた。特にシュツルム・ブースターは、その長大さゆえユニット重心と機体重心が大きくかけ離れてしまっており、特に横移動の際に発生する余剰モーメントの存在が問題視された。また、本来この装備は1号機でのテストを目的に調整されていたため、ほとんど急造同然の2号機との相性はいいとは言えず、操縦難度の高いピーキーな機体となってしまった。これらの事情もあって、稼働データの収集、解析を以ってトライ・ブースターのテストは終了したが、ポッド可動フレームのノウハウなど得られたデータの多くは装甲やその他構造物と独立したより自由度の高い躯体の研究開発に大きく寄与し、後のムーバブルフレームの原初の一つとなる。武装やその他オプションは1号機とほぼ共用で、同様に胴体前面に増加装甲を装着することでフルアーマー形態となることも可能である。ただしマルチ・コネクター・ポッドの試験が開始されるまでシールド・ブースターの使用は想定しておらず、補助アクチュエーター多目的スペース内には保持用ロールバーではなくオプションのグレネードランチャーを標準装備する。携行装備には一般のジムタイプに広く普及している曲面形シールドとジム・ライフルが多く用いられている。エリアルド・ハンター中尉に引き渡される直前の状態。頭頂部全面を多面形センサーに換装していない、機体カラーもジム・クゥエルのままである、という違いがある。この機体はプラモデル「HGUC 069 RX-121-2 ガンダム TR-1 [ヘイズル2号機]」の発売に当たって設定されたものである。グリプス戦役勃発後T3部隊の本格的実戦部隊への再編成に合わせ、[ヘイズル2号機]を[ヘイズル改]と同等の強化パーツへと換装し、さらにサブ・アーム・ユニットや別途テスト中であった新規ユニットを追加した姿。その機動性、汎用性、運用効率とあらゆる要素、機能を高次元に融合させた本機は、新世代の機動兵器としての理想系の1つを体現した集大成というべき存在と言える。一部の装備は改良され、バーザムに採用された。ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー] ("GUNDAM TR-1[HAZEL-RAH]") は、[ヘイズル改]、および[アドバンスド・ヘイズル]がGパーツ「フルドド」 ("G-Parts [Hrdudu]") を装着した戦闘運用形態を指す機体呼称である。その際の型式番号はRX-121-1(RX-121-2)+FF-X29Aとなる。合体後の[ヘイズル改]の火力、機動性、防御力は大幅に向上し、総合スペックではムーバブルフレーム標準採用の第2世代MSにも匹敵するレベルにまで達する。フルドドは通常背部の可動式ブースター・ポッド、もしくはマルチ・コネクター・ポッドのジョイントに接続されるが、さらに腰部マルチウエポンラッチおよび両サイド部ハードポイントへの装着も可能となっている。そのため2機のフルドドを同時合体させることも可能で、より機体運用効率を高めた第2形態へと進化する。また、[ヘイズル・ラー]に[アドバンスド・ヘイズル]のオプションパーツを装着した形態を[ヘイズル・ラー]フルアーマー形態と呼ぶ。隠し腕はフルドド側のパイロットが操作することでガンダムTR-1のパイロットは本来の機体操作に集中することが出来、これまで問題となっていた操作性の問題を解決している。2機のフルドドをガンダムTR-1に同時合体させた形態。その際はバックパック部には2基のスラスター・ウィング・ユニット、腰部には2基のクロー・ウィング・ユニットを装着し、それぞれ機能を統一することで稼動効率を最大限とする。ガンダム[ヘイズル・ラー]第二形態にギャプランの追加ブースターを装備した形態。ガンダム・ヘイズル・ラー・クルーザーモードとも呼ばれる。Gパーツ「フルドド」はノーズ・センサー・ユニット、左右非対称のウィング・ユニット、胸部装甲ユニット、コクピット・ブロック、ロング・ブレード・ライフルから構成される。フルドドの左右ウイングバインダーは推進器を内蔵した独立モジュールであり、さらにユニットの能動的可動によるAMBAC効果を生み出す重要な機動装備である。ガンダムTR-1の肩部フォールディング・グリップと同規格のロールバーを介して胸部装甲板を接続する。他の追加パーツと異なり、それ自体がコクピットを有する独立した航宙戦闘機として運用される。だが一年戦争期のGファイターと異なり、高い危険度を伴う戦闘中の合体機能は設計当初より除外されていた。このため、発進前より単独およびドッキング状態での出撃を選択するか、MS自身が自力で換装作業を行う必要がある。ただし合体状態からの分離は可能で、その際、双方のコクピットにパイロットが搭乗した状態であればそのまま戦闘を継続することが出来る。またガンダムTR-1はフルドド2機を前後に接続することも可能であり、その運用時はMAにも匹敵する火力、加速性能を発揮する。フルドドの各構成パーツを繋ぐジョイント部は、洗練されつつあったムーバブルフレームの技術が反映され、各部は徹底したユニット化が行われた。この機構はフルアーマー・システムに近い運用法も想定されていたとされ、破壊されたユニットを切り離すことで被害を最小限に防ぐダメージコントロールシステムとしての側面もあったと言われる。フルドド2機を接続し、ギャプランのブースター・ユニットを機体後部に装着することで、攻撃力と機動力を兼ね備えたMA的な機体特性を持たせることも可能である(フルドドGアーマー)。2基のスラスター・ウイング・ユニットから構成される機動力重視のGトップと2基のクロー・ウイング・ユニットと2基のロング・ブレード・ライフルから構成される戦闘力重視のGベースに合体・分離可能である。GベースからGトップへとロング・ブレード・ライフルを受け渡し、2機のフルドドGファイターに戻ることも可能となっている。合体後、ガンダムTR-1の機体名に付け加えられる呼称は装備する追加パーツの数によって決まる。フルドドを1機装備すればラー、フルドドを2機装備すればラー・第二形態、フルドドを2機装備しさらにギャプランの追加ブースターを装備すればラー・クルーザー巡航形態と呼ばれる。またフルドドIIを装備すればラーII、フルドドIIを2機装備すればラーII・第二形態、フルドドIIを2機装備しさらにギャプランの追加ブースターを装備すればラーII・クルーザー巡航形態となる。ただしラーIIと呼ばれる場合であっても、省略されてラーと呼ばれることもある。ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ] ("GUNDAM TR-1[HAZEL OWSLA]") は、[ヘイズル2号機]に緊急脱出ポッド[プリムローズ] ("EMARGENCY ESCAPE POD[PRIMROSE]") を組み込んだ機体。上半身の胴体ブロックが、ほぼ丸ごとプリムローズに換装されているほか、ショルダアーマーがウェポンラッチを備えた小型の物に改修されている。プリムローズの優れた拡張性によりヘイズルの汎用性は大幅に向上し、より多数のオプションの装備が可能となる。新規の武装として、両肩ラッチに装備可能なウィンチキャノンと連装型のミサイルポッド・チャフ散布複合ユニットがオプションとして用意されている。ウィンチキャノンはギャプランTR-5のウィンチシールドを発展させたもので、基部より射出して有線操作することでインコム的な遠隔射撃も可能。また、専用の可動フレームで機体に接続されているため、フリーハンドで射撃する事ができる。純粋な[ヘイズル・ラー]のアップデート版。フルドドを装備した[ヘイズル・ラー]に対して、フルドドIIを装備するためラーIIと呼ばれる。ブーストポッドにフルドドのコクピットブロックを接続、左右にフルドドIIを接続した形態。フルドドIIのサブアームを介してウィンチキャノンを装備することができる。頭部センサーユニットは取り外されている。フルドドIIを2機装備した形態。ラーII形態と異なり、フルドドIIは両肩と腰両サイドのラッチに直接装備するほか、元々のサブ・アーム・ユニットを取り外し、代わりに腰部ラッチとブースターポッドにハイゼンスレイIIのブーストポッドとウーンドウォートの腰部サブアームを1セットずつ取り付ける。こちらも頭部センサーユニットは取り外されており、フルドドIIのサブアームも使用はしていない。ラーII第二形態となることで、[ヘイズル2号機]もファイバーII・ダンディライアンII、そしてインレの素体としての運用が可能となる。コンセプトプランの一つ。[ヘイズル・ラーII]のフルドドIIのドラムフレームにサイコガンダムの両腕部を取り付け、サブアームにウィンチキャノン2基、肩部にミサイルポッドを2基装備した状態。「腕」としてでなく、5連装ビーム砲を搭載した「攻撃ユニット」として装着される。実際には運用されておらず、別プランとして有線誘導式の火力強化型バインダーが計画されていた。[ヘイズル・ラーII]のフルドドIIを介し、TR-6の「ファイバーII」ユニットを増装火器として装着した状態。カール・マツバラをパイロットとして、コロニーレーザー宙域の作戦にハイゼンスレイIIと共に参加。本来は下記の[ハイゼンスレイ]形態で[ファイバーII]に接続し運用する計画を主眼に置いたものであったため、イレギュラーな装備である。エリアルドを回収した後プリムローズを分離し、機体は放棄された。ジオン残党軍MS「シュトゥッツァーシリーズ」との交戦後大破した初代[ヘイズル]の経験を踏まえ、パイロットの生還率向上を目的に開発された緊急脱出用ポッド。基本コンセプトは一年戦争期のRXシリーズに採用されたコア・ブロック・システムを踏襲したものであるが、プリムローズではいわゆる戦闘中の分離合体機構はオミットされ、単純な脱出システムとして設計されている。また、機関砲やミサイルなど、一定の自衛戦力を有していたコア・ブロックと違い火器が内蔵されておらず、単体での戦力は皆無に等しい。この点から、ある意味グリプス戦役期のMSに標準採用されていた「イジェクション・ポッド」の近縁種的なシステムとも言えるが、ドッキング時の可変機構やある程度の自立航行能力は維持されている。ガンダムTR-1に限らずTRシリーズでは、各種オプションパーツの共用化が徹底されており、それはプリムローズとて例外ではない。その汎用性、拡張性は他のTRシリーズと比較しても全く遜色は無く、パーツの組み合わせ次第では充分に一線級足る戦力となり得る。例を挙げれば、フルドド、加えて発展型であるフルドドIIとのドッキングによる航宙MA形態を始め、バックパックなど一部MSのパーツを接合するという芸当も可能で、開発元であるコンペイトウ技術本部では様々なバリエーションが考案、検討されていたようである。ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ]は、TR-6で得られたノウハウを元に強化されたガンダムTR-1の最終発展型である。型式番号はRX-121-3C。TR-1のバリエーションの中で唯一「ヘイズル」の名を冠さない形態。TR-6の中核ユニットとして開発された機体であり、ウーンドウォートと同様の機能・能力が与えられている。そのため、TR-6各種強化パーツやユニットなど兵器システム全般との接続・運用が可能である。しかし、TR-6が破壊されたこともあって、実際に生産・運用されることはなく、ペーパープランのみとなった。機体は[ヘイズル・アウスラ]を素体に、ハイゼンスレイIIの上半身強化パーツをドッキング([ヘイズル・アウスラ]のプリムローズとウーンドウォートのプリムローズIIを含めた胸部は同一規格のため、このような換装が可能)。同時にヘッドユニットはオプションの専用タイプに換装され、フロントアーマーにはウーンドウォートの上半身(頭部を除く)をサブアーム・ユニットIIとして装備する。携行武器はコンポジット・シールド・ブースターを1基装備。TR-6とのドッキングにより[ハイゼンスレイ]の上半身は、ジム・クゥエルからほぼ完全に一新され、実質的には別の機体と言っても過言ではないことから、新たにRX-121-3Cの型式番号が与えられた。[ハイゼンスレイ]は[ハイゼンスレイII]と同様にファイバーIIやダンディライアンII、インレのコアユニットとして運用する計画も存在した。なお、名前の「ハイゼンスレイ」は電撃ホビーマガジンで行われたコンテストで入賞した作品の名前から採られている。[ハイゼンスレイ]がフルドドII2機を装備した形態。その形態から[ハイゼンスレイ・ラー]第二形態と呼ばれることもある。数あるTR-6の形態の中で、ハイゼンスレイIIと[ハイゼンスレイ]のラー形態が、あらゆる戦場で平均的に高い戦果を上げるとされている。腰部のサブアーム・ユニットIIを取り外し、代わりにハイゼンスレイII・ラーのブーストポッドを1基接続。マルチ・アーム・ユニットは肩部のフルドドIIに2対とも装着され、胸部と機体の両サイドに展開。さらに頭部ブレードアンテナも女神をあしらった大型のブレードアンテナに換装される。コンポジット・シールド・ブースターを2基装備する。[ハイゼンスレイ・ラー]の機体後部にギャプランのブースター・ユニットをに装着した形態。ウーンドウォートにおけるハイゼンスレイII・ラー・クルーザー巡航形態に相当する形態となっているが、こちらは右肩のフルドドII側面にバイザックTR-2[ビグウィグ]のビグウィグキャノンを装備している。マルチ・アーム・ユニットは、それぞれのフルドドIIに接続され、[ヘイズル・アウスラ]のウィンチキャノンを4基保持、コンポジット・シールド・ブースターを1基装備する。雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場した、ジム・クゥエルをベースとした試作機。「ヘイズル開発相関図」に記載されているバリエーションだが、コンセプトはヘイズルと異なり、オプション装備での能力拡張よりも、MS単体での完成度を高めている。外観や装備など、後のガンダムMk-IIと共通点が多い機体である。機体構成は大部分がジム・クゥエルのままだが、頭部はヘイズルと同型のガンダムヘッドに換装、ガンダムMk-IIと同型のバックパック・ライフル・シールド・バルカンポッド一式を装備する。また両脛側部にガンダムNT-1のサブスラスターユニットが装備される。なお、プラモデル『HGUC ジム・クゥエル』には、本機の脚部サブスラスターユニットをはずしたパターンが「次世代量産型試作機」として紹介されているが、「ヘイズル開発相関図」上の次世代量産型試作機とは異なる機体であり、名前こそ似ているが下記の記述にあるようにパーツ構成が大きく異なる、ガンダムMk-IIよりバーザムとの共通点が多い機体である。雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』で描かれたガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]のバリエーション。詳細スペックは公開されておらず、実際に製造や試験が行われたかは明かされていない。この形態の装備のうち、アドバンスド・ヘイズルから共通して採用されている頭部と脚部は、バーザムに繋がるとされている。頭部センサーユニット・ソール部増設スラスター・サブアームユニット以外のアウスラのオプションは装備せず、バックパックはヘイズル改のブースターポッドに換装している。量産機であるバーザムに似た装備で構成されており、藤岡建機版バーザムと同じポーズで対比したコンセプトイメージが掲載された。なお、「ヘイズル開発相関図」上では「次世代量産型試作機」の名称になっており、ヘイズル改のブースターポッドに換装せず、マルチ・コネクター・ポッドに2枚シールドブースターを装備、ガンダムMk-IIと同一のシールドとビームライフルを所持している。T3部隊の実戦配備により開発が立ち消えになり、ニューギニアへ開発が移管・バーザムへ再構築されたとする説もある。雑誌企画『A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に登場する「万能化換装システム」対応MS。型式番号RX-123、エゥーゴに接収後はMSA-0012も使用される。TR-1[ヘイズル・アウスラ]の再設計機であり、ドラムフレームとプリムローズによる換装システムを搭載している。TR-6[インレ]の中核となるべく開発されていたが、より本格的に万能化換装システムを組み込んだTR-6[ウーンドウォート]による機種統合計画が発動、それに伴いコアMSの座を譲った。換装システムの完成度はTR-6に劣るが、逆に専用に設計されたパーツが多い分、各パーツのマッチングはTR-Sのほうが高い。また、一般パイロットの搭乗を前提としているTRシリーズとは異なり、TR-Sではその機動性から強化人間の搭乗が推奨されている。『Re-Boot』に登場するTR-S[ヘイズル・フレア]を素体に大型MA TR-S[ラブスカトル]の護衛随伴機として開発された可変MS。左肩のウェポンカーゴ内に搭載されたIフィールド発生装置でビーム兵器を無効化し、実体弾兵装やギガンティック・アーム・ユニットでの積極的防御を旨とする。ギガンティック・アーム・ユニットを機体前方で組み合わせ、頭部と胸部をバックパックが覆い、脚部を後方に伸ばすことで、MA形態に変形することもできる。ジオングの検証(パーフェクト・ジオングではなく、脚部の代わりに高出力のスラスターを装備している宇宙空間における高機動戦闘用MSとしてのジオングの検証)のために作られたサイコ・ギャプランの発展機にあたり、巨体に似合わぬ高機動を発揮する。ティターンズによる核攻撃作戦での投入を予定されていたが、エゥーゴの手に渡りA.O.Ζ(アドバンス・オブ・ゼータ)計画における「ΖΖΖガンダムユニット」へと改修される事となる。ガンダム[ケストレル]同様に改修によってアナハイム製のパーツが多数追加されているため、パーツ単位でみるとアナハイムガンダムとの共通点も多い。『Re-Boot』に登場するTR-S[ヘイズル・フレア]を素体に成層圏機動および大気圏突入用のバインダーを装着した巨大可変MA。宇宙から地球に侵攻してくる外敵に対して、成層圏にて待ち構えて迎撃することを目的に開発されている。成層圏では大気の抗力を利用した大気アシスト航法で軌道制御を行い、必要ならばバインダーをリフティングボディとして大気圏突入、搭載したダイダロス・ユニットによってそのまま大気圏内戦闘に移行することも可能。TR-S[エルアライラー]と2機1組でのセット運用を前提に設計されており、ウェポンカーゴ内にMA形態のTR-S[エルアライラー]格納してしまうことも可能で、その換装パーツ等も格納している。技術的にはTR-4 [ダンディライアン]の発展機にあたり、TR-6[ダンディライアンII]とは兄弟機といえる。ただし、純粋なアップデート機であったTR-6[ダンディライアンII]に比べると、半円形のメインフレーム、耐熱フィールド発生器やウェポンカーゴの搭載など、TR-6[ファイバーII]の要素も内包している。機体正面に装備された2連装ハイ・メガ粒子砲や巨大なクロー・アームによってジオン軍機を連想させるMA形態から、武装を展開したMF(モビルフォートレス)形態への変形機能を持つ。TR-S[エルアライラー]と共にエゥーゴの手に渡り、SSDにて運用試験が行われている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。