シーチキンとは、静岡市清水区に本拠を置く水産加工品製造販売のはごろもフーズが製造する『「マグロ」又は「カツオ」の「油漬け」又は「水煮」の缶詰』の商品名(登録商標日本第529904号ほか)である。名前の由来は、味が鶏肉のささみに似ていることからである。マグロ油漬け缶詰は1903年にアメリカで発明され、たちまち人気商品となった。日本でも各地の水産試験場において研究が進められたが、なかなか高品質の製品を送り出すには至らずにいた。1929年に静岡県の水産試験場が開発した製品が、日本におけるマグロ油漬け缶詰の最初の成功例である。静岡水試により試験製造されたマグロ油漬け缶詰は、「富士丸ブランド」のラベルを貼り付けられてアメリカに輸出された。静岡水試は各地の缶詰業者にマグロ油漬け缶詰の製品化を提唱し、それにまっ先に名乗りを上げたのが清水食品である。清水食品は翌1930年に、9,800箱にものぼるマグロ油漬け缶詰を対米輸出した。この成功を受け、1931年にははごろもフーズの前身である後藤缶詰も製造を始めた。終戦後、後藤缶詰はこの缶詰の供給先をいち早く輸出から国内向けに転向させたこともあり、シーチキンの商品名は日本国内においてマグロ油漬けの代名詞的になるまでに広まった。シーチキンの生みの親は二代目社長の後藤磯吉(二代目)である。現在過去
出典:wikipedia
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