一宮(いちのみや)は、岡山県岡山市北区にある広域地区である。一宮地域センター(旧 一宮支所)の管轄する地域。かつての御津郡一宮町(いちのみやちょう)に相当する。1971年1月8日に岡山市に編入された。本項では御津郡一宮町についても述べる。当エリアは、岡山市北区役所一宮地域センターが管轄し、中山中学校の学区とほぼ同じである。吉備高原に至る丘陵部中腹から、平野部に至る部分を範囲とし、南西部に吉備中山の東麓部を有する。地域名は同地域内の大字一宮に由来し、同地はかつて備前国の一宮である吉備津彦神社の門前町であったことが、その地名の起源である。主にこの地域は隣接する津高地域地域とともに市域でも有名な白桃とマスカット・オブ・アレキサンドリアの産地として知られており、街道沿いにはこれら作物を生産する農家の直売所が点在している。特に白桃に関し芳賀清水域で採れるものにおいては清水白桃(しみずはくとう)の名で知られており、これは全国的にも高いブランド力を有している。南部の吉備中山周辺部である一宮地区は、吉備路の一部で西端部に当たる。地域南部では大型団地の造成や国道180号線周辺を中心に市街化・宅地化が進み、ベッドタウンとして人口が増加した。一方で農家が多いことや山間部交通の不便さにより、旧岡山市域(平成の大合併以前における岡山市域。灘崎・御津・建部・瀬戸等を含まない地域)においては最も高齢化率の高い地域と言われている。現行の行政地名において、一宮、一宮山崎を除き、旧町村名は大字としては残されていない。中学校は下記の一宮全体を学区とする中山(ちゅうざん)中学校一校が存在している。旧・一宮村に相当する。おおむね旧・馬屋下村に相当(一部は現在桃丘)する。おおむね旧・平津村に相当(一部は現在桃丘)する。人口増にともない、上記平津・馬屋下の一部を割いてできた桃丘小学校区に相当する。一宮地域は、かつて備前国津高郡馬屋郷に属した。馬屋とは古代山陽道の津高駅がこの地に置かれ、その駅家(まや)に起因するものとされる。江戸時代に備前藩の所領となると、池田氏によって馬市が開かれた。その盛んな様子から現在も「市場」の地名が残っている。1889年の町村制施行により、一宮村・馬屋下村・平津村が発足した。1954年4月にこれら3村で合併気運が高まり、翌1955年に合併して一宮町が発足した。1971年1月8日、一宮町は岡山市に編入合併され、町制時の15大字のうち山崎は一宮を冠称した上で他の14大字とともに同市の大字に継承された。
出典:wikipedia
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