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京王閣競輪場

京王閣競輪場(けいおうかくけいりんじょう)は東京都調布市にある競輪場。通称は東京オーヴァル京王閣(TOKYO OVAL KEIOKAKU)。施設所有は株式会社京王閣。主催は東京都十一市競輪事業組合。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部東日本地区本部関東競技部。レース実況は多摩川電気で担当は岩井憲一。本項では2014年3月30日より場内に開設される地方競馬の場外勝馬投票券発売所であるofft京王閣(オフトけいおうかく)についても記述する。京王閣競輪場は1949年(昭和24年)9月24日に開設された。もともと敷地は、旧京王電気軌道(現在の京王電鉄の前身)が開設した遊園地「京王閣」であったが、終戦直後に当時の東京急行電鉄(1944年京王電気軌道は東京急行電鉄に合併)が京王閣の敷地の一部を売却し、競輪場が開設された。この経緯により記念競輪の優勝者には当時の京王帝都電鉄よりトロフィーが贈呈されている。開設から、かつての後楽園競輪場に次ぐ都心からの利便性があったことから常にファンでにぎわい、1972年1月3日には、1日の入場者数としては史上最高の72,657人を記録した。近年まで入場者数の多さにもかかわらず、施設面では前時代的な雰囲気を漂わせていたことで知られていたが、21世紀に入り場内スタンドの大規模な改修が行われ、その直後の2001年(平成13年)に共同通信社杯競輪が開催された。その後は2003年(平成15年)、2006年(平成18年)、2009年(平成21年)、2012年(平成24年)、2015年(平成27年)とKEIRINグランプリが3年周期で開催されている。2013年にはオールスター競輪を、2015年には日本選手権競輪をそれぞれ初めて開催した。また、2015年には日韓対抗戦競輪を開催している。今後は2017年5月2日から5月7日まで2年ぶりに日本選手権競輪が開催される予定である。記念競輪 (GIII) の名称は「ゴールドカップレース」で、開催2日目のシード優秀競走は競輪場の通称にちなんで「東京オーヴァル賞」の名称で行われ、毎年10月に開催されるのが通例となっている。なお2009年は6月、2010年は7月に時期を移動して開催されていたが2011年は再び10月に戻っての開催となり、2012年度は2013年1月、2015年度は11月から12月の開催となった。2002年(平成14年)10月29日からはナイター競走を「TOKYOミリオンナイトレース」として実施している。そして2004年7月からはA級ツイントーナメントを前半が「イレブンカップ」後半が「オーヴァルカップ」の名称で実施していたが2005年6月24日を持って終了した。トータリゼータシステムは富士通フロンテックを採用している。なお2009年11月16日より重勝式投票にあたるKドリームスの発売を開始したが、この時にセガサミーホールディングスの子会社であるサミーネットワークスが『競輪TOWN』という独自の投票サイトを立ち上げている。かつてマスコットキャラクターとして怪獣をモチーフとした「ジャン太」がいたが、現在は使われていない。1周400m。クセがなく直線の長さも標準的なバンクだが、カントが若干緩く全速で外側に膨れる傾向があり、併走時にはイン側有利。バックスタンド裏は道路を挟んで多摩川の河川敷となっているため、風が強い時は場内へ吹き込む影響がある。ただし地理的に内陸部のため、常に風が吹くようなことはない。大画面映像装置は1センターに設置されている。なお以前は500型相当のスクリーンが使用されていたが、2015年10月19日の開催から完全デジタル化に伴い、約32:9の1100型スクリーン(競輪界最大)が使用開始された。2014年3月30日よりバックスタンド3階を改装し、地方競馬の会員制場外勝馬投票券発売所『offt京王閣』を開設した。発売されるレースは大井競馬場を中心とした南関東公営競馬4場と、その他の地方競馬の一部レースが対象となる。競輪場内に競馬の場外馬券売場が設置されるのは国内初。なお施設は会員制となり、入場には入会金1000円と登録が必要となる。年会費無料(3年有効)

出典:wikipedia

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