『ラバウル烈風空戦録』(らばうるれっぷうくうせんろく)は、川又千秋によって書かれた架空戦記。史実とは異なる展開を辿った太平洋戦争を、年老いた元撃墜王の回想録という形式で描いたもの。通称『ラバ空』。中央公論社より本編15巻、外伝など4巻が出たところで中断。また和田知/サトウ・ユウにより漫画化もされている。その後、角川文庫で『翼に日の丸』(つばさにひのまる)シリーズとして再編集され、一応完結した形となった。作品中の断片的な記述から、この世界の日本は史実の大日本帝国と異なる政治体制が敷かれている可能性がある。しかしストーリーにはほとんど影響がなく、真珠湾攻撃までの諸外国との関係は史実とほぼ変わらないらしい。開戦から1942年9月までの戦争経過は史実と似たような流れであった。しかし新型戦闘機の開発が順調に進んだり、大きな海戦のたびに連合軍の空母が史実より1隻多く沈んだりと、日本側に有利な要素が少しずつ積み重なっていった結果、10月に米軍はガダルカナル島から撤退する。以降、米軍の反攻は史実よりかなり遅いペースで進む。ヨーロッパでは1943年にアドルフ・ヒットラーが事故死(謀殺説もあり)してナチス体制が崩壊し、イギリス・ドイツ間では講和が成立したが独ソ戦は継続された。本編15巻末の時点では1945年秋までしか描かれていない(後書きによれば、完結まで更に3巻を要する構想であったらしい)。その後、米軍はサイパンを占領して日本本土爆撃を行ったが決定的なダメージを与えられず、1948年12月に停戦が成立する。「停戦」という表現から日本の一方的な無条件降伏ではなかったと推定できるが、詳細は不明である。なお、原子爆弾は海上輸送中に搭載艦もろとも日本潜水艦の攻撃で沈み、また日本が風船爆弾に原爆の製造法を記した図面を積んでアメリカへ飛ばし、日本ではすでにドイツを通じて原子爆弾を所有していると見せかけ(実際には図面のみで、原子爆弾の製造までには至らなかった)、報復を恐れたアメリカの核攻撃を抑制したため使用されていない。戦闘機航空母艦戦艦その他
出典:wikipedia
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