芸文志(藝文志、げいもんし)は、中国の紀伝体歴史書において、主な構成書目「志」篇目名で、史書が叙述する時代の朝廷の蔵書目録である。名称は異なるが、内容的には『隋書』に始まる「経籍志」と一致する。芸文志は、『新唐書』などの後代の正史にも見られるが、その筆頭は、後漢の班固による『漢書』の「芸文志」(78年(建初3年))である。『漢書』の芸文志は、漢の劉向・劉歆父子の手になる『七略』に基づいている。構成は以上六略から成っている。さらに各略は、門類に細分されている。各条には、当時現存していた書名、篇数・巻数を出し、作者、時代その他を注記している。合計では、596家の著録で13,269巻である。現代語訳は、小竹武夫訳 『漢書』(ちくま学芸文庫、復刊2010年)。また原文入りで、鈴木由次郎訳注 『漢書藝文志』(明徳出版社[中国古典新書]、初版1968年 ISBN 4896192176)『新唐書』は、北宋の欧陽脩等が、勅命により『旧唐書』の失を補うべく編纂した正史である。『旧唐書』にはあった「経籍志」は、『漢書』に倣い篇名を「芸文志」に改めた。ただし、その構成に関しては以下の四部分類が踏襲されている。本志は、玄宗朝の書物たる『古今書録』(別名『開元四庫書目』)に基づき、そこに記載されたか否かにより、「著録」か「不著録」と注記している。加えて中国仏教関連で、丙部子録道家類の附篇として「釈氏類」が設けられている。
出典:wikipedia
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