木うそ()とは、太宰府天満宮をはじめとする全国の天満宮で鷽替えなどに用いられる木製の人形のことである。神社によって伝承はまちまちだが、菅原道真が蜂に襲われた時に、ウソの大群が飛んできて助かったという伝承が最も多い。そのため、天満宮で木うそが配られることが多いが、天満宮でなくても配る神社(福岡市住吉神社など)もある。材質は木製で、材質は神社によって異なるが太宰府天満宮の木うそはホオノキを用いる。形状は円筒形か多角柱の木材に、横方向の切り込みを入れて鷽の腹(または口)を作る。口や腹の部分は赤く塗り、頭部に金箔を貼ることもある。下部には墨で足を描くほか、神社の印鑑を押すことがある(太宰府天満宮など)。鷽の背中にあたる部分は、木材を削りだしてそり返させ、羽を表現することがある。戦前に作られていた木うその中には、木肌を削らずに残したものもある。木うその用いられる行事として有名なのが鷽替えである。主に毎年1月7日の夜に行なわれる行事で、「替えましょ、替えましょ」と言いながら木うそを交換し、神社が紛れ込ませた金の木うその手に入れた者には、その年の幸運が約束されるというものである。現在では木うその裏側に番号を書いておいたり、木うそと共に福引券を配るなどで金の木うそを授与する例もある。この他にも、厄年の者が家々に配る(糸島市二丈深江の深江神社)、大晦日に神社で販売する(福津市の波折神社)などの使用法もある。
出典:wikipedia
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