『変身忍者嵐』(へんしんにんじゃあらし)は、日本の漫画。本項では、大都社版コミックスを元に、の4作を扱う。なお、同タイトルの特撮テレビ番組については『変身忍者 嵐』を参照。江戸時代を舞台にした忍者作品。主人公はハヤテという青年で、嵐という鳥人に変身(化身)する。ハヤテの協力者には、名張のタツマキ(名張の竜巻)、その子供であるカスミとツムジ姉弟の伊賀忍者の親子がいる。敵は血車党(ちぐるまとう)という忍者集団で、ハヤテ(嵐)と同じ変身(化身)能力を持つ。首領は血車魔神斎、幹部(副首領)は骸骨丸(がいこつ丸、ガイコツ丸とも表記)。TV版は『仮面ライダー』の時代劇版を目指して製作されたが、本コミック版は、刀や斧などの武器を手にしており、首が切り落とされるシーンなども多く、よりスプラッター描写の多い作品となっている。敵は血車党のみであり、TV版の西洋妖怪は登場しない。タツマキ親子は途中で退場し、ハヤテの一人旅になる。エピソードはTV版とは異なる独自のものであり『変身~』、『新~』も違う内容となっている。嵐の姿で止めを刺さない、あるいは嵐に変身しないエピソードも存在し最終回もTV版と異なっており2作それぞれのどんでん返しが用意されている。『週刊少年マガジン』1972年10号から41号に連載された。全12話。大都社版の他に、朝日ソノラマサンワイドコミックス版、秋田書店秋田文庫版が存在する。基本的に一話完結であるが、梅雨道軒、李徴子の妻子のようにエピソードをまたいで登場するキャラクターがレギュラー以外にもいる。化身忍者の姿は、TV版のような獣人タイプの他、動物そのものの外見に変身する者もいる(ゾウ、トラなど)。また、骨餓身丸は本作では骨餓身丸(ほねがみまる)という名称で、そのどちらとも違うタイプに化身している。石ノ森は自身が手掛けた時代劇作品の中でも本作をたいへん気に入っており、物語を重視するため意図的に変身後である嵐の出番を削っていたという。以下、モデルのあるエピソードや、時系列の書かれているエピソード、最終回などについて。大都社STコミックス『希望の友』1972年4月号から1973年3月号に連載。全12話。1998年、大都社より初めて単行本化される。一話完結。化身忍者の姿は、TV版のような獣人タイプの他、雪女など動物以外に変身する者もいる。また狼男やミイラの姿をした化身忍者の登場、血車魔神斎の正体が機械仕掛けの人形、最終盤に空飛ぶ円盤が出現する等、TV版後半の西洋妖怪編以降の展開を彷彿とさせる設定が導入されている。以下、モデルのあるエピソード、最終回などについて。大都社STコミックス大都社版コミックスは、『変身忍者嵐』(全2巻)と、後発の『変身忍者嵐外伝』(全2巻)があるが、本項では『変身忍者嵐外伝』を元にする。第8章、第13章、第15章、第17章は原稿が紛失しており、『変身忍者嵐』には収録されていなかった。『変身忍者嵐外伝』は、全17章で構成されている。西洋妖怪編以降のキャラクター等については、変身忍者 嵐#主な登場人物を参照。『冒険王』1972年5月号から1973年3月号、1972年夏の増刊号、1972年お正月増刊号、および『別冊冒険王』1972年夏季号から1973年春季号に連載。コミカライズ作品であり、TV版に準拠した内容となっている。第3章から複数の怪人が登場するようになり第9章以降は、ほぼ毎回、複数の怪人がサブタイトルに登場し、オリジナル色が出てくる。第7章より「西洋妖怪編」に移行、第8章ではガイコツ丸(骸骨丸)が戦死する。西洋妖怪、悪魔道人、大魔王サタン、月ノ輪(フユテ)、百地三太夫、新生嵐も登場。ツムジは最終回まで登場するが、タツマキとカスミはTV同様、途中で退場する(第10章、百地三太夫のエピソードまで)。終盤は簡素化されており、ハヤテの母シノブ、カゲリ、ツユハは登場しない。またTV版は潮健児演ずる中年男性イタチ小僧は第15章のみのゲスト出演で小僧に相応しい外見になっている。石ノ森版もスプラッター描写があるが、石川版はさらに過激な描写が多い。掲載誌の違いにより、第16章は『別冊冒険王』、第17章は『冒険王』と最終回が2種類ある。第16章は大魔王サタンが登場せず、クンバーナと再生怪人軍団を倒して終了する、第17章の方がTV版に近い内容である。『変身忍者嵐外伝』大都社STコミックス『変身忍者嵐』大都社スターコミックスにわのまこと作画による『変身忍者 嵐Χ』(へんしんにんじゃ あらし カイ)は、『コミック乱』(リイド社)2016年8月号より連載している。原作を踏襲しながらも、にわの独自の視点で描かれる。
出典:wikipedia
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