『ぼくらの七日間戦争』(ぼくらのなのかかんせんそう)は、1985年4月に発行された宗田理の文庫書き下ろし小説。ぼくらシリーズの第1作目。映画化もされ、続編『ぼくらの七日間戦争2』も製作された。作者によれば、物語の舞台のモデルとなったのは宮城県仙台市青葉区とのこと。ここでは、全ての巻についてのあらすじを表す。角川映画作品。1988年8月13日から東宝系劇場にて公開された。同時上映は『花のあすか組!』。管理教育に抑圧された中学生が、学校教師や大人に「戦争」を挑む。原作にはない61式戦車なども登場する一方、原作で焦点となっている「全共闘関連の説明」・「柿沼直樹の誘拐事件」・「外部との通信・外出による各種工作」・「学校教師に対する社会的攻撃」等が削除され、立てこもる生徒が「クラスの男子ほぼ全員」から「クラスの一部生徒」に変更される等廃工場での攻防に重点が置かれている。宮沢りえ主演第1作としても注目された。2011年に角川映画35周年記念としてデジタル・リマスター版が発売され、2012年には「角川ブルーレイ・コレクション」の一作品としてブルーレイディスク化された。廃工場のシーンは千葉県館山市の平久里川河口近くにある市民運動場の道路を挟んだ向かいにあったボウリング場の跡地で撮影された。この建物はその後取り壊されたため、現存していない。2015年現在は医療関連の施設が建っている。警官役のエキストラには撮影スタッフも参加している。登場した戦車(劇中では宮沢りえ演じる中山ひとみにより“エレーナ”と命名されていた)は『戦国自衛隊』(1979年)のために製作されたレプリカで、映画マニアには「角川61式」「戦国61式」の名で呼ばれており、『戦国自衛隊』以降、数々の作品に出演した経歴を持つ。なお、生徒達が立て籠った廃墟の地下に、自衛隊が所有する戦車があった理由は作中でも明確になっていない。関東財務局の管理する国有地であることだけは劇中から読み取れる。劇中に出てくる「アリアハンの城」というのは、同年に発売されたファミコンのゲーム『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の中に出てくる城の名前である。1991年7月、松竹系劇場にて公開。同時上映は『幕末純情伝』。ぼくらシリーズの第10作『ぼくらの秘島探検隊』を原作に、沖縄を舞台に描かれた。2015年4月15日 ディースリー・パブリッシャーよりニンテンドー3DS用のダウンロード専用ソフト『ぼくらの七日間戦争 〜友情アドベンチャー〜』と題して配信中。後述する「角川つばさ文庫」版をベースとしたアドベンチャーゲーム(いわゆる「ノベルゲーム」とも呼ばれるスタイル)化がされている。シナリオは原作者である宗田と、つばさ文庫編集部が監修、キャラクターのグラフィックは、つばさ文庫で「ぼくらシリーズ」全般のイラストを担当した、はしもとしんの絵をベースにしている。この作品で成功を収めた宗田理は以後25年間にわたって続編を次々と発表した。これらの作品は「ぼくらシリーズ」と称されており、総計で1,500万部を売るヒットシリーズとなった。なお「新・ぼくらシリーズ」以降は、タイトルの冠に「ぼくら」がつくものの、1-2作品毎に登場人物や舞台が一新されている作品が多い。2007年3月には、ポプラ社より『ぼくらの七日間戦争』から『ぼくらの最終戦争』までの11作を再録し、ヤングアダルトとして書き下ろしのイラストにしたB6版ソフトカバーの新装版が出版され、重版が続けられている。2008年に久々の書き下ろしとなる「横浜開港編」シリーズが開始され、2010年12月刊行の3作目で完結をみた。また、2010年7月に高校生編の「―『最強』イレブン」までの選り抜き3作が刊行されており、2011年4月にはこれら17巻のセット販売が予定されている。[ISBN 978-4-591-91250-8]角川つばさ文庫での2009年からの再刊にあたっては一部サブタイトルが改題されている他、書き下ろし作品もシリーズとして出版されている。また、角川文庫では何度か表紙がリニューアルされており、一度目は映画化による変更、二度目は2014年に行われた。高校生編以降の作品において同作者作品である『2年A組探偵局』(仮面学園)シリーズとのクロスオーバーが成されており、同シリーズと設定を共有している。また番外編として本シリーズ主人公の後輩たちを主人公とした『ぼくんちの戦争ごっこ』がある。初出:角川文庫
出典:wikipedia
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